2012年8月17日 (金)
「そうだ、京都に行こう!」の伏見稲荷
8月のカンカン照りの休日、東福寺~伏見稲荷から山を縦走し山科まで5時間歩きました。
伏見稲荷さんは、今、新幹線の乗ると「そうだ京都に行こう!」のキャンペーンに出てくるあの朱赤の千本鳥居の巨大なおいなりさんです。
まずは、東福寺、臨済宗の東福寺派の本山で、創建は1255年で京都五山のひとつ。
東福寺の壮大な三門 国宝で日本最大の禅宗の三門。
実は、ここに義父(家内の父)のお墓があり、まず参拝してきました。
庫裡(くり) 切り妻を正面した禅宗様式の典型。
東福寺さんの方丈には、重森三玲作の庭が東西南北にあり「八相の庭」と称しています。
南庭 四仙島(蓬莱、壺梁、など)を表す配石と、五山を築山として表現
西庭 さつきを四角く刈り込み市松模様にし、ウマスギゴケを石で方形に組み井田を意図しています。
昔、「直角君」という漫画が流行・・すべて直角に行動し、木も直角にカットするんです・・
北庭 石とウマスギゴケを幾何学的な市松模様にしています。
コケが日照りでかわいそう…
東庭 東司の柱石の余材を利用し、北斗七星を構成し、雲模様の地割にしている。
幻想的な庭で、東京の表参道ワタリウムで「北斗七星」の重森三玲の庭特集で開催。
禅宗の教えで、石の多くは山内の廃石を活用しています。
通天橋にて 家族で(真ん中が家内)
通天橋は、仏殿から開山堂にいたる経路にある谷を越える橋廊として建築。(1380年)
開山堂(重要文化財) 円爾を祀る
この楼閣は、伝衣閣(でんねかく)といい、金閣、銀閣、飛雲閣(西本願寺)、呑湖閣(大徳寺の芳春院)と並んで、「京の五閣」といわれる。
禅堂(重要文化財) 1347年に再建されら日本の最大最古の禅堂。
喜三郎(三男坊 ツカキ㈱不動産リーシング部勤務)と安希子の夫婦
はすの花がひらく
私は、家内と一緒に古寺巡りが好きで、京都・奈良・滋賀を随分回りました。
東福寺の庭について、エライ詳しいなあ・・・って、そりゃ、小生は、重森三玲旧邸(京都の吉田)を、重森家とともに所有・管理しています。 主屋(築300年前)を招喜庵っていい、弊社のレセプション会場や展示会場、はては、結婚式場にも活用してます。
さて、東福寺から歩いて半時間で伏見稲荷。
伏見稲荷大社の本殿 上から、大鳥居、楼門、内拝殿
全国4万社ある稲荷神社の総本社です。
ご利益(りえきではありません。 ごりやく)は、商売繁盛!
楼門の狐 拝殿の前のお狐さんです。
かの有名な千本鳥居 何か神秘の領域に引き込まれそうな雰囲気があります。
朱(あけ)は、赤、明、茜などすべてに明るい希望の気持ちを有し、生命、大地、生産の力をもって、稲荷大神の「みたま」の働きとする強烈な信仰が宿っています。
今流行の魔界の世界、パワースポットの筆頭格です。
山科への山中
山科にある大石神社の小馬「花子」 ポニーじゃなく、ファラベラ・ミニホースです。
花子は、神社の神馬の中で、アイドル的存在です。
大石内蔵助の隠遁の地で有名な神社で、12月に義士祭があります。
動物好きのアホな小生
なにやら、ムツゴロウ爺さんみたいだって?
アンタは、あんないい人じゃない! って?
よお判ってますよォ。 風貌だけが似てるって言いたいんでしょ
後記
ワタシも千本鳥居を寄進したいと思われる奇特な方に、重要なお知らせがあります。
鳥居の数は千本どころか、本当は5千本はゆうにあります。入り口は「電通」寄進の鳥居。
基本的に木製で、耐久年数は15年くらいのようです。(小生の目視では・・)
東福寺の赤とんぼ もう秋ですねぇ・・
楽しい汗だくの1日でした。