「三方よし」精神を広める取り組み
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「三方よし」講座の実施
近江商人の商いの精神を表した「売り手よし、買い手よし、世間よし」。塚本喜左衛門(弊社社長)は「NPO法人 三方よし研究所」の理事長を務め、「三方よし」の理念の普及・浸透を目指して年間30回にもわたる精力的な出前講座活動を行っています。聞き手は、全国のビジネスマン、中国の経営者、起業を目指す人たち。「三方よし」の商売を通じて社会全体の繁栄を目指す理念は、世界に羽ばたく経済人を育てることに大いに貢献しています。
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「近江商人博物館」への協賛
天秤棒一本を担いで行商をし、勤勉・倹約・自立の精神を常に忘れず、世に出て活躍した近江商人たち。東近江市が運営する「近江商人博物館」は、先人の暮らしぶりについて詳しく知ることができる博物館です。社会貢献にも励んだ先祖の思いを受け継ぎ、ツカキグループは博物館への協賛、寄付、備品の寄贈等で活動をサポートしています。
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「ぶらっと五個荘まちあるき」イベントへの協賛
白壁や舟板塀の土蔵が続く風情ある街並みが美しい、近江商人創業者のふるさと「五個荘」。「ぶらっと五個荘まちあるき」は、毎年秋分の日に行われる街歩きイベントで、ツカキグループもブースを出展して催しを盛り上げます。また五個荘の一角に代々居を構える塚本喜左衛門宅も、このときは開放してお客さまをお招きし、社員も揃ってご接待するのが恒例となっています。
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「三方よし」広報誌の発刊
近江商人の精神的基盤はいかにして育まれたのか、その歴史風土的な背景や「三方よし」の真の意味をより多くの人に知ってもらいたいという思いで、広報誌の発刊にも取り組んでいます。
産地に寄り添い、守り育てる取り組み
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織物産地・京丹後での交流会・展覧会の開催
織物の世界では、細分化された工程ごとに違う職人が担当することが多く、各工程の職人が1ヵ所に集結することはほとんどないのが実情です。そこでツカキでは「丹後フォーラム」として交流会を開催し、同じ志を持つ職人が一堂に会する機会を作っています。意見交換による技術の向上や新しいアイデアの創造、モチベーションのアップなど、そこで得られるメリットは計りしれません。
また「黄金の織物展」では、職人の手による優れた作品を地元の方にご紹介。地元の産業に誇りを持ってもらうことで、後継者不足の改善を図ったり、職人自身のモチベーションアップにもつながっています。 -
小売店様への産地紹介
職人がどれほどの手間をかけ、どんな思いで商品を生み出しているのか・・・それを直に小売店の皆様に感じていただければ、より多くの方に臨場感をもって伝統産業の素晴らしさをお伝えすることができると考えています。
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伝統産業への投資
一台所有するのに相当の費用がかかる織り機は、塚喜商事が保有して産地の織元へ提供しています。メンテナンスも塚喜商事が負担することで、織元はすばらしい作品を生み出すことに集中していただけます。