アフリカ大陸の東南に浮かぶ神秘の島・マダガスカル島。ルビーやサファイヤが豊富に採れる鉱山でツカキが買い付けたのは、当時マダガスカル産として知られていなかった宝石「デマントイドガーネット」でした。世界にはまだまだ世に知られていない宝石が数多く眠っていますが、これもそのひとつ。ツカキではこの希少な宝石を現地で直接仕入れ、日本のお客さまへいち早くご紹介しています。
宝石は大自然が創る奇跡の結晶。大きさ、形、輝き、色合い・・・同じものはひとつとしてこの世に存在しません。ツカキが仕入れを現地ブローカー任せにしないのは、ひとつひとつの個性を自分の目で確かめるため。有名無名に関わらず、価値ある石を常に全力で探しています。

マダガスカルの独自ルートのお取引きはさらに発展し、マダガスカル大使館ともご縁ができ、両国の文化交流につながりました。これに限らず、新しい素材の発掘が産業を生み、経済活性化など社会貢献につながることが多々あります。
ビジネス以外に及ぶプラスの影響は、ツカキの理念「三方よし」の１つ「世間よし」に通じるもの。その社会的意義の大きさは、世界を飛び回るハードワークの原動力となっています。

もうひとつ、ツカキの手がける宝石はカットの技術にもこだわります。今までの限界を打ち破るカット数、常識を覆すカットの形・・・常に新しい手法にチャレンジすることで、技術の幅を押し広げ、多彩な美をご提案することができるから。
こうして生み出されるツカキのジュエリーは、単にファッションという枠にとどまらず、資産としても十分に価値ある品。その品質の高さが宝石に資産価値を求める世界のお客さまにも認められ、現在、私たちのお取引市場は国内だけでなくアジアや中東、欧米など海外にも拡大を続けています。

「次はどんな石に出逢えるだろうか」
まるで宝探しに出かける少年のような気持ちで、世界の原産地へと向かう営業マンたち。まだ世界の誰も見たことのない輝きを、自らの手でクリエイトする――その喜びが次なる挑戦の原動力となるのです。