喜左衛門ブログ:President Blog

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2015年3月27日 (金)

アンティークな休日

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五個荘では、公開している近江商人屋敷にて、江戸時代、明治、大正時代のお雛さんが飾っています。

ちょっと遅い目のお雛さんですが・・・
五個荘宅に帰ったら梅が満開でした。
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畑に百合が満開で切り花をしました。
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座敷のお先祖さんの額と久しぶりに対面です。

五個荘金堂町の氏神さん、大城神社です。

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菅原道真公を祀っています。

■ 近江商人屋敷へ昔の「おひなさん」を見物に行きました。

近江商人の公開屋敷(外村繁邸)の「家訓」(箴言、しんげん)です。
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昔の大福帳です。

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外村繁(とのむらしげる)、昭和の文芸作家です。

旧制三高から東大に進んだ秀才ですが、商家の跡を継がずに文となりました。
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外村家は拙宅の前にあり、私の幼稚園~小学校の頃、独居のおみわさん(外村繁の老母)へ、よく野菜の炊いたおかずなどを運び、おみわさんから頭を撫でてもらいお菓子をお駄賃に頂きました。
今でも、田舎の大きな暗い台所から、おばあさんが登場した幼い日の光景を思い出します。

江戸時代~明治~大正の頃のおひなさん。

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外村繁邸や外村宇兵衛邸(繁の本家、公開)に展示しています。

これは、幕末のおひなさんです。

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貝合わせの遊び道具

宸殿づくりの豪華なおひなさん

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昔の近江商人は、冠婚葬祭には贅沢をしたんだ・・

■ ヴォ―リス(1880-1964)の時代・・
ヴォ―リスは1905年に来日し、多くの教会、学校、私邸などの設計を手掛け、メソレータムの薬品メーカーを起こし、作曲をしキリスト教の伝道者でもあります。
有名な建物は、同志社のアーモスト館、啓明館(文化財)や、神戸女学院、慶応、など多くの学校建築、教会、大丸などの設計を手がけました。
かれは、1945年、マッカーサーと近衛文麿の仲介をして天皇を守ったのも有名です。
近江八幡に永住し、「青い目の近江商人」といわれ、幼い頃の私にとって、永遠のヒーローでした。

小生の知人がヴォ―リス設計の家に住んでいるので、我が家族4人で見学に伺いました。

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このヴォ―リスの建築物は、日本家屋と組み合わせた洋館で、1階は立派な応接間です。

マントルピース(暖炉)を中心に居心地のいい空間です。

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天井の漆喰(しっくい)はアートですね。

ひろい芝生の庭があり池や松、灯篭が素晴らしいですね。

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灯篭がユニークで、朝鮮渡来の道祖神や色々なコレクションがあります。
立派なお座敷でお昼をご馳走になり大感謝です!!

■ 私の小学~中学生の頃の道楽

五個荘宅の2階から、子供のころのガラクタが出てきました。
私は小学生の頃はカメラに凝っており、中学生は写真部の部長をしました。
子供のころの写真道具です。
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幻灯機のように、光をフィルムに照射して、印画紙を感光させて白黒プリントを作るのです。

絞(しぼり)のついたレンズです。

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上記の照射器の光の出口にレンズを着け、光量を調整し印画紙のピントをあわせます。

白黒フィルムの現像機です。

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これで36枚のフィルムが1本、現像できました。
白黒写真の時代は、簡単でしたね。

ブログのヘタな写真は誰が撮っているのだと聞かれますが・・・
そりゃ、ヘタなカメラマンの小生ですよヽ(^o^)丿

五個荘宅の庭にて、梅の木の庭で本日の探検隊の集合写真

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左から家内、小生、若林さん、安希子(三男、喜三郎の嫁)
撮影は塚本喜三郎

後記
春とはいえ肌寒い1日でした。
田舎はゆっくり時間が流れ、ふるきよきものが思い出とともに残っています。
すべてがタイムスリップしたようでした・・・