2015年5月23日 (土)
SC(商業施設)の悪戦苦闘の復活劇
博多駅から15分間のベッドタウン筑紫野市に、「筑紫野ベレッサ」というツカキ㈱所有のSCがあります。
SC(シッピングセンター)
このSCは、年間370万人の来館者がありこの地域のコミュニティーの中核になっています。
(敷地約1万坪、駐車場1100台)
施設の真ん中に吹き抜けの「パームコート」では地域の文化祭や地元の「時代行列」の行事があります。地元の様々なイベントが繰り広げられます。
地上3階、地下2階の施設です。
アトリウムでは、フナッシーなど来演し、また、音楽イベントには千人余りが集まります。
◆ 実はこの商業施設は、2007年に東急ストアよりツカキ㈱が引き受け、全く新しくリーシング&リニューアルして開業しました。
しかし、2008年9月リーマンショック、同年12月に近隣に筑紫野イオンモールが開業して大苦戦に陥り、主要テナントが退去、2012年10月にはメーンテナントの食品スーパーが退店の事態になりました。
◆ そこから、新しいリーシングと大リニューアルで血のにじむ大改革の苦闘が始まりました。
2012年12月に食品のディスカウンターの「ルミエール」、「ファンタジーキッズリゾート」など、強力な集客力があるテナントの誘致に努力し、皆さんの支援のおかげで、来館者(年間)はどん底の100万人位から、370万人へ復活に成功しました。(2015年3月期で売上116%)
今年の5月に「伊三郎パン」が別棟に開店しました。
毎日、1000人がパンを買いに来られます(@_@;)
今期は年間400万人の来館者の達成がほぼ確実です。
今春に開店した地元に人気が高い千鳥屋本家、チロリアンのお店は大繁盛です。
人気のお店を紹介しましょう。
上からシューラル―、マックハウス、タムタム(模型)、セリア。
ファンタジーキッズ、ハローズ(ベレッサランド)
フードコート、マクドナルドなど
サンドラッグ、武田メガネ、くまざわ書店、保険の110番など
筑紫野修学館、スタンダード、カワイ音楽教室、文化教室、コールセンター(150人勤務)があります。
地下2階には、スリームさんはフィトネッスクラブです。
屋上には、フットサルコートや模型のタムタムさんのサーキットレース場があります。
昨日は、ベレッサのテナント会の総会です。
広田会長(フィトネスクラブ「スリーム」)と議事風景
SNSのコンサルタント宮野さんの講演
各テナントの店長さんが熱心にラインで店舗紹介です。(スマホの画面)
テナントさんの楽しい懇親会
左から、野田さん(コールセンター)、広田さん
本田社長(オーパオーパ)と宮崎さん(ツカキ)
河野さん(双日)、長谷さん(ワールド)、鳥越さん(マックハウス)
現在は双日商業開発㈱と連携し、運営の効率化を進めています
東さん(マクドナルド)、吉田さん(千鳥屋本家)、田中さん(双日)
後記
まさしくSCは生き物で、毎日、地域のお客様にどれだけ役に立つかの真剣勝負です。
テナントさんの支援のため、空調の省エネ化、浄水プラント、地域の無料送迎バス(地域の自治会のご協力のおかげです)、など、様々の努力をしています。まだ空き空間が数%残っており魅力的なテナントさんの誘致に懸命で、さらに進化するショッピングセンターを目指しています。
ツカキは、この努力で多くの事を学ばせて頂き、感謝で一杯ですヽ(^o^)丿