喜左衛門ブログ:President Blog

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2024年7月3日 (水)

全国・登文会の総会が皇学館大学(伊勢市)の講堂(登文)で開催・・・その2

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さて全国・登文会(登録文化財所有者の会)の総会出席のため伊勢市駅で集合です。
この鳥居の参道は伊勢神宮の外宮と直結しています。

豊受大神宮(外宮)の別宮、月夜見宮です。

旧御師丸岡宗大夫邸・・・「御師」って何だ?

江戸時代、宇治山田に800軒あったという御師(おんし)はこの1軒のみを残すようになりました。
昔、御師は、伊勢神宮の参詣する人にお祓い、案内、接待を請け負う仕事をして、全国各地の伊勢神宮の信徒数百万人に対してお札をくばり、おかげ参りを促進しました。
信徒が多いので、御師は全国の担当地区を割って活動していました。
丸岡宗大夫は大阪、信州の8000人の信者を担当していました。
明治5年に明治政府は、天皇の権威を高めるため伊勢神宮の運営を直轄し、昔ながらの御師制度を根こそぎ廃絶しました。
丸岡宗大夫邸の玄関・・・魔除けの衝立(ついたて)の薙刀(なぎなた)


看板「御師丸岡宗大夫」=これはまさに御師の営業権でありました。

丸岡宗大夫の当代の当主から説明を聞きました。


昔の御師の栄華を聞き、小生は明治政府のやり方に義憤を感じました”(-“”-)”
「蘇民将来の子孫の家なり」の魔除けのお札

思わぬ伊勢神宮の隠れた裏話でした・・・

小西の万金丹

江戸時代から伊勢神宮のお土産に「伊勢の霊薬」として知られた「小西の万金丹」は340年以上にわたり家庭の常備薬として重宝されました。
胃腸、腹痛、酒の酔い、食中毒によく利く漢方薬です。

小西家の当主の説明です。


登文会の会員は競って小西の万金丹を買い、勿論、小生も家内に土産に求めました(^^♪

伊勢神宮の外宮の参拝です。


ここで事件・・・小泉陽助さん(滋賀登文会)と話し込み、皆とはぐれ迷子になったのです。
猛暑の中、携帯に電話をしても、暑いから携帯をカバンにしまっているらしく電話はつながらないです”(-“”-)”
諦めて冷たい伊勢うどんを小泉さんと食べて、ようやく連絡がついて仲間と宇治山田駅で合流しました。
宇治山田駅(登文、昭和6年建築)構内の貴賓室は天皇陛下や総理大臣用に作られました。

伊勢神宮の森の中・・・

伊勢神宮の博物館、「農業館」

川原田家住宅(名古屋)のTシャツをきた川原田夫妻・・・仲の良いカップルです。
余りに素敵なご夫妻なので、前と後ろを協力して頂きました(^_-)-☆


おちゃめでうらやましいですねぇ(^_-)-☆

いよいよ総会の会場の皇学館大学です。

会場の講堂(登文)です。

開会の寺西理事長(全国・登文会)の挨拶・・・・寺西家の阿倍野長屋(大阪)はあべのハルカスに近く人気スポットです。

長谷会長(三重)の主催県としての挨拶・・・・長谷さんは伊賀焼きの窯元です。

伊勢市の文化政策課の増田様の歓迎の挨拶

文化庁の清永様のご挨拶

総会は熱心な議論となりました。
角田会長(神奈川登文会)の新理事就任の承認です。

新任理事の小栗さん(全国の事務局、愛知登文会)の承認です。

来年の第4回、全国登文会フェスタ&総会は、京都(小生は会長)と決定されました!(^^)!
責任重大で、田中峰子副会長とともに皆さまへ協力をお願いしました。

後藤治先生の講演会(全国登文会の顧問、工学院大学の理事長)



後藤先生、文化庁の清永さん、会場の参加者が一体となって議論され非常に有意義な総会でした。

三重・登文会(通称:さんとうぶんかい)、大変お世話になり有難うございました(^^)/
来年は京都が開催地、成功しますよう皆様のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます<(_ _)>