2012年7月4日 (水)
茅の輪くぐり
6月に茨城県鹿嶋市の給前さんの社長様が急逝され、お悔やみに行ってきました。
偉大な社長さんで、呉服屋さんとして一代の英雄というべき方で、尊敬をしておりました。 そのおり、この給前勉さんを師匠と仰ぐ高橋屋さんが、一関から来られて実に心に染み入る弔辞を読まれ、最後にご長男の熱い親子のメッセージ(ご挨拶)には涙が流れました。
せっかく、鹿嶋にきたのだから、高橋屋さんとご一緒に、故人が崇敬されていた鹿島神宮にお参りをしようということになりました。
神社の前で、手と口を清浄にして、清々しくお参りしました。
石の鳥居は東日本大震災で倒壊し、「災禍の身替わりとなって頂いた」と高札に書いてました。
入り口の朱塗りの立派な楼門(扁額は、東郷平八郎 日本三大楼門のひとつ)
6月の夏越えの祓え(なごしのはらえ)の行事として、「茅の輪くぐり」があります。
左側の高橋屋さんと一緒に作法にそってくぐりました。
鹿園
境内に30数頭の日本鹿が飼われています。 鹿島神宮の使いとされています。
767年に白い神鹿の背に分霊を乗せ多くの鹿を引きつれ、1年をかけて奈良の春日大社の創建の折に行ったと伝えられている。
英語で鹿の枝角をアントラーと言い「鹿島アントラーズ」のチーム名の由来となってます。
奥の宮 徳川家康公奉納。 安土桃山風の建物で、1605年に造営。
要石(かなめいし)
かつて、地震は、地中に棲む大鯰(なまず)が起こすものと考えられていました。
その大鯰を押さえつける要石(かなめいし)が鎮座する守り神・・と伝わっています。
水戸光圀公が、7日7晩、要石の周りを掘らしたが根元に届かなかったいう。
御幣の前の凸型の石のこと・・
市郎兵衛さん(左)と喜左衛門(右)
追記
給前さんと高橋屋さんのご縁で、鹿島神宮にお参りが出来、有難い事です。
常陸の国(茨城、福島、宮城県の南部)の一之宮だけあり、風格がある神宮です。
お参りして、給前さんの遺徳と高橋屋さんの親切さをしみじみ感じる参拝でした。