喜左衛門ブログ:President Blog

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2014年3月1日 (土)

不思議の国アラブ ドバイ訪問記  その1

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今週は、アラブ首長国(UAE)のドバイを訪問。 ドバイ1泊、香港1泊、機中2泊の弾丸出張です。
2003―8年頃、世界注目の「沸騰都市」として劇的成長、そしてリーマン・ショック(2008年)、翌年11月、欧州を震撼させたドバイ・ショックが発生しました。
ドバイは、今や石油資源も少ないのに、シェイク・ラシッド首長の手腕で、発展を続け、その後も2010年には世界一の高さ828メーター(160階建て)のバージュ・ハリファが完成。
さて、不思議の国ドバイに到着です。

 

◆世界一の空港 ドバイ空港です。
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4500メーター級の滑走路を6本もち、エミレーツ航空(ドバイの首長の会社)の最新鋭機がいっぱい駐機しています。

 

◆ホテルに到着 ヤシの木が沢山あります。
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玄関のホールです。
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ペルシャ絨毯やイスラムのデザインが一杯です。
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アラビアの文様があふれています。

 

ここで、日系欧州人A氏に弊社の 「西陣織美術工芸あさぎ」 のドバイでの可能性を討議
あさぎの丸帯です。
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アラビア文様は、1300年前、シルクロードを経て日本(正倉院)に渡来しました。
アラブの柄の里帰りで絶賛でした。

 

◆A氏とファイナンシャルセンターのアートギャラリー街にある寿司屋ZUMAに行きました。
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ZUMAの経営者は英国人で、ロンドン、ニューヨークと世界中の都市に寿司屋を展開。味は、日本人が食べて美味しく、アラブの人の口にも合い、イスラム教の制約もOK.
このように和魂があって、インターナショナルな普遍性があり、ローカライズされていることが、伝統文化(和食)を広める最大のコツのようですね。
「西陣織美術工芸あさぎ」が異国の文化として絶賛されても、商品として売り込むには、まだまだ商品作りの苦闘が必要のようです。 
意外にストレートにウケたのは、当社の「世界遺産きもの」でした。(オブジェとして) 
ただし、きものにアラビアの歴史的風景の柄をご所望でした。

 

◆2009年完成のメトロ(2011年にもう1本完成)に乗り、ドバイモールに。
メトロの駅です。 なんかモスラみたい・・・
えっ、モスラを知らない? あのザ・ピーナッツの・・・
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途中に世界一の「バージュ・ハリファ」が見えてきました。
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2009年、ドバイ危機の折、UAEの隣国アブダビのハリファ首長に援助してもらい、ドバイタワーは「バージュ・ハリファ」(ハリファの塔)と命名したそうです。

 

 

◆いよいよ世界一のドバイモールに到着です。
1200店舗の専門店、百貨店、スーパーが入居しています。
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ルイヴィトンや色々なお店があります。 
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あれっ、MUJI(無印良品)、ダイソーのあるぞ・・
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100均は、7ディルハム(200円)の売価でした。(消費税はゼロです)
なんか超豪華なモールに不釣り合いな感じ・・・
でも、彼らはインターナショナルなんだ。

 

モールにアイススケート場もあるんです。
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世界一の水槽がある水族館がドバイモールの売りです。(無料)
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モールの地下一階は、世界一の「バージュハリファへ」の入場口です。
大人気で翌日の入場券まで売り切れでした。残念!!

 

 

◆次は、砂漠の真ん中の「グローバルビレッジ」に行きました。世界の物産展です。
インド・エリアと運河(人工)。 この臨時の運河の水、高そう!!
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ベトナムエリア、トルコエリア、中国エリアです。
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ここへは、アラビア半島から多くの国の人がやってきます。
ムスリム(イスラム教徒)の姿ばかりですが、白衣(男性)、黒衣(女性)でも、国別に衣裳の差が少しづつ判ってきました。
午後4時―夜の12時まで開業時間です。
砂漠の民は、朝が早く(午前8時)、昼休み(正午―4時)、夕方から夜まで仕事。
時折、街中にコーランの放送があると皆さん、モスクに集合しひざまずいて礼拝です。
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◆後記
話は、「ドバイ訪問 その2」へ続きます。
アラブ首長国連合は人口789万人で、地元の首長国人は2割くらい
あとは、外国人の出稼ぎで、南アジア人(インド、パキスタン、スリランカ)、イラン人、ヨーロッパ、日本人などです。
外人は稼ぎがなくなる(失業)と、国外に追い出されるのです。

 

イスラムは、アラブ(アラビア半島、イラク、エジプト;イスラム教スンニ派)と、ペルシャ(イラン;同シーア派)とに区分されます。
なにやら、ややこしいアラブ事情が見えてきそうですね。
「ブログその2」へのお楽しみ・・・