2014年3月31日 (月)
大阪・船場の近江商人と、桜クルーズ(第37回なるほど講座)
明治以降に、近江商人がもっとも活躍したのは商都・大阪でした。
NPO会員、ビジター、初参加の方、計36名さんと足跡を訪ねました。
大阪企業家ミュージアムに来ました。(堺筋本町)
冒頭に、理事長(小生)の挨拶
私事ながら、商都大阪に憧れて市大(旧・大阪商科大学)に入学、就職も大阪・・・
塚田なるほど講座委員長の本日の講座の説明
興津さん(大阪商工会議所)の講演が始まりました。
大阪の興隆を近江商人の目線で、実に楽しく話を聞かせて頂きました。
大阪商人と近江商人の共通項 積極的、冒険的、遠征的、広域志向、独立的
心が躍るフレーズですね。
大阪の明治39年の巨大な古地図を前に興津さんの講義
3人で記念撮影 左から塚田さん、興津さん、小生
いよいよミュージアムの展示品の見学です。
興津さんの熱弁です。
近江商人のヒーロー 伊藤忠兵衛さん(伊藤忠商事、丸紅を創業)
経営の神様 松下幸之助さん(和歌山出身)
大阪は全国から企業家精神に溢れた人を魅了して、沢山の成功者を輩出しました。
昔は、10大商社のうち8社は大阪創業、5大新聞のうち3社(朝日、毎日、産経)は大阪、都市銀行14行のうち4行は大阪、その後、東京へ本社移転と合併によって大阪は少しさびしくなりました。
つぎの目的地 綿業会館へ移動
綿業会館の威容です。1931年に岡恒夫さんの寄付を基に建設されました。
重要文化財に指定されています。上から外観、岡さんの銅像、ロビーの風景
綿業会館の品川部長さんの説明です。
本館3階の談話室です。
タイルタペストリーの前のある綿花の花
レストランでフレンチのお食事タイム。美味しかった・・
くつろぐ中澤ナカザワ社長
いよいよ船場の街へ探検に出発です。
北御堂の前で説明するボランティアガイドさん。御堂筋のいわれです。
高村光太郎の彫像。 御堂筋の大企業の前の歩道に飾られています。
ロダンもあるそうです。さすが、豪儀な大阪だ!!
文化財の芝川ビル、中之島の中央公会堂、日銀大阪支店
大阪のど真ん中に古い幼稚園があった!
明治13年築の愛珠幼稚園です。
淀屋橋港から、水上バスに乗って桜クルーズです。
両岸にサクラ並木が続き大阪城も見えます。
船内は楽しそうですね、
最後は、中澤副理事長のご挨拶
お疲れ様でした。
後記
興津さん(大阪企業家ミュージアム事務局長)の話は、最高に面白い興味深い話でした。
太閤秀吉の首都大阪、堺の南蛮貿易、天下の台所、米相場の世界初の先物市場など、バイタリティーあふれる大阪へ、近江商人は吸い寄せられるように大阪を活動の場としたのでしょうね。
大阪の心臓部の船場、栄光の綿業会館、中之島~大阪城の淀川を周遊する桜クルーズ
とっても、豪華で有益な「なるほど講座」でした。
前川洋一郎先生(老舗学)、お世話になりました。
塚田委員長、田中えり子さん、北野副理事長、高木さん、関係各位、お世話有難うございました。
ありがとうございました。