2014年5月19日 (月)
世界遺産 宮島
平清盛で有名な「安芸の宮島」に行ってきました。
安芸・・・っていうと、宮島は「もみじ饅頭」が有名なので、「秋の宮島」って勘違いが多いようです。
阪神タイガースは、春季キャンプ地の安芸市(高知県)と、間違う方が多いとか・・・
「安芸」は広島の代名詞ですぞ!!
広島駅よりJRで20分 宮島口駅に到着し、瀬戸内海に浮かぶ宮島までフェリーで10分。
厳島神社(いつくしま)には鹿が300頭くらい、境内周辺にいます。
奈良の鹿は餌付けされ観光客のグイグイ寄ってきますが、ここの鹿は餌のおねだりをしませんので、おしとやかですね。
厳島神社の参道は海で、境内も海域が多く日本一の広さです。
観光客が一杯ですが、日本人6割、西洋人3割、アジア人1割です。
海の満ち引きで参道が開けたり実に雄大で、西洋人のモーゼの十戒(海が割れる)を思い出しますね。
境内には五重の塔や立派な堂塔伽藍です。
平清盛の平家納経(国宝)などが有名ですが、平家が滅亡(1185年)して、なぜ、厳島(いつくしま)神社が栄えているの?
不思議に思いません??
「厳島の合戦」(1555年)って知っていますか?
毛利元就が陶晴賢に勝利した合戦で、安芸の太守となる基盤を作り厳島神社を尊びました。
以来、時代の権力者の庇護を受け、皇室から庶民の広い信仰を集めています。
ナイトクルーズで、厳島神社に参拝しました。
荘厳な雰囲気のなか、大鳥居が海面に浮かびます。
船で大鳥居をくぐり抜け、正殿に向けて参拝しました。
国立公園の中に旅館「岩惣」があります。
ここは、岩惣の一部ですが、天皇陛下の行幸のおりの建物だそうです。
この旅館は、宮家の方々、伊藤博文や明治の元勲が数多く、参拝、宿泊されています。
弥山(みせん)へ登りました。
頂上からは、瀬戸内海が広がります
朝の干潮時に参拝すると、潮が引いて、大鳥居の下は砂浜になっていました。
帰りに、あなご飯の弁当を購入しました。
この弁当「うえの」の超行列のできる弁当屋なんです(^○^)
広島のもうひとつの世界遺産 原爆ドームに行きました。
1945年8月6日の悲劇に思いをはせ、平和への祈りを捧げました。
後記
広島の世界遺産を巡りました。
「世界きもの紀行」の題材に、是非、「安芸の宮島」を創りたいですね。
「世界のかけがいのない文化、自然を、次代のつなごう」のユネスコ精神をしっかり受け継ぎ、意義のある「世界きもの紀行」にしたく思います。