2014年8月4日 (月)
書道家 竹本大亀先生と五個荘を歩く
7月末の日曜日、五個荘の観峰館で硯(すずり)の展覧会があり、竹本大亀先生のお供をして鑑賞してきました。
観峰館は巨大な施設で、ただ今、増築工事中です。
唐の玄宗皇帝(712-756年)の書で、泰山の巨大な岩壁に彫られた文字の拓本
中国の皇帝の役割(天命)を感じ、中国文明の偉大さを感じます。
左から、小生、竹本大亀先生、小生の家内、観峰館の北川さん
銅鏡と彫られ文字の解説
竹本大亀先生は、古代象形文字の大家で、書道家です。
何紹基(かしょうき 1799-1873)の書
かれは、顔真卿(がんしんけい)に学ぶ 碑帳兼習により創り出された行書
硯(すずり)の名品が沢山展示
原田観峰さんは、すごい収集家でコレクションは膨大です。
世界遺産 「避暑山荘」の扁額
清の乾隆帝(1735-1796)の書
紫禁城のある北京と、旧都・瀋陽(奉天)の間にある広大な庭園をもつ山荘
乾隆帝は、名君とうたわれ「十全武功」(彼の生涯の戦いは全勝であった)の活躍をし、皇帝としての戒めの言葉を書いている。
観峰館で記念撮影
五個荘の拙宅でご休憩。庭園の巨木カイヅカイブキ
拙宅の庭園の真ん中に建っている書院でお昼寝をして頂く・・
蝉しぐれが降り注ぎ、快眠をされたとか・・・・
田舎の拙宅の台所
夕食は愛知川の竹平楼で・・
ここは、宿場町で明治天皇が2回も行幸された名料亭
竹平楼の立派なお庭が美しい
竹平楼には、明治の元勲、書道家などの揮毫が多く、素晴らしい掛け軸、扁額が沢山ありました。
特に、日下部鳴鶴、巌谷一六などの名筆が多いようです。
美味しい湖国料理をご一緒しながら・・
まるまる1日、小生は漢字の文化に浸り、とても文字の勉強になりました。
しかし、お習字は家内は上手ですが、私は小学生3年生からいささかも上達していません<(_ _)>
中国人は、「文字は人格なり」と言いますが、小生は小学生なのでしょうか(>_<)
後記
ここで、竹本大亀先生の書をご披露します。
「気」
気力充実して、龍が大空へ飛び立つような勢いのある文字です。
弊社の応接間の前に飾っています。