2014年9月1日 (月)
友、遠方より来る 中国より企業家グループが来社 (初日の巻)
昨年末に続いて、中国・浙江省の寧波(にんぽう)から企業家グループが友好と研修の為に来社されました。
お馴染みの方太集団(ほうたい 世界一の厨房器メーカー)とそのビジネス学院、中国の企業家の方々です。
成田空港から、トヨタ、ソニー、京セラ、半兵衛麩などを訪問され、弊社に来られました。
まずは小生より「三方よし」の理念について一時間半の講座とディスカションをしました
商人の基本・・・セルフマネジメント、生活習慣の確立
これは、ドラッカーの経営哲学に通じるものですね。
チョンマゲの江戸時代の掛け軸「長者 三代の鑑」で、いつの間にか皆さん、席を立って全員でディスカッション
寧波商人は上海商人に比べて商いの洞察が深く、物静かで近江商人に通じる柔和さがあります。
日本の伝統産業、きものの実習体験
難しい日本の伝統文化の話より、女性が目を輝かして美しく着飾るのが一番早い・・
この度は試着するのに、きものの地色や柄の要望が出てきました(@_@;)
(販売活動は一切しておりません)
結局、女性全員がきものを着たがり、てんやわんやでした。
はい、記念撮影です ヽ(^o^)丿
恒例の「西陣織美術工芸 あさぎ」の説明
純金やプラチナ製なので、皆の目がキラキラです。
袋帯でクリムトの「接吻」です。
当社の役員室で家訓の扁額、先祖や別家の肖像写真に囲まれて記念撮影
つぎつぎと握手して記念撮影 方太集団の楊副社長と
貸切りバスで、五個荘の近江商人博物館へ
博物館の上平千恵学芸員が説明
実に熱心な受講の姿でした。
チョンマゲをつけて、お帳場でソロバンの実習
次は、近江商人博物館より歩いて5分間 「漢字とお習字の殿堂 観峰館」
何紹基(清の詩人、書家)の書
拓本の練習台のたくさんの石碑
中国では石碑より、偉人、書家の名筆を拓本でとり手本としました。
こういった石碑や青銅器の銘文を拠りどころとする書家を「碑学派」といいます。
硯(すずり)のコレクションの展示 すごいレベルの文化財です(@_@;)
さすがに中国の方は、食い入るように見ておられました。
中国では、「書は人格」と言うくらい書道を大事にして硯(すずり)や墨、筆を大切にします。
肝心の本家の中国では、戦乱と文化大革命で多くの書や硯などの文化財が消失しました。
五個荘にて、日本人が漢字を愛し、筆での習字をたしなみ、墨跡や硯などの文化財を愛情をこめて保存している日本の様子に、中国人は大変に感動と共感をされていました。
観峰館の北川事務長さん、ネイティブな中国語を話す瀬川学芸員です。
五個荘金堂町 近江商人の里「町なみ保存地区」を歩く
京都とは異なり、日本の田舎の原風景に嬉しそうでした(^O^)
弘誓寺(重要文化財)の書院。水路には錦鯉が泳ぎます。
小生の五個荘宅に来られました。
家内がお茶、お菓子の心ばかりの接待です。
創業者夫婦の油絵の額です。
話題の「長者三代の鑑」のオリジナルです。
画家に頼んで何本か模写してもらいましたが、これは原本ですがボロボロです。
離れ座敷で「寧波商人と近江商人」のディスカッションです。
団長の王さん夫妻と、北京から来られた郁社長さん(右)
お庭で記念撮影です。
右端は、研修の企画をされたトウ先生です。
「友 遠方より来る」の何よりのご馳走は、手入れの行き届いた庭は喜ばれますね(^O^)
と言いつつ、お恥ずかしい現状ですが・・・・
翌日(土曜日の午後)、この中国のご一行とNPO三方よし研究所メンバーで、「近江商人 VS 寧波商人」のテーマで、34名が7時間の勉強&交流会の予定です。
ワクワクしますね ヽ(^o^)丿