2014年9月16日 (火)
近江商人の謎に迫る ④ みちのくの高島商人
9月6日(土)の午後より、高島市において「NPO三方よし研究所」主催で連続公開講座が開かれました。
日野①→五個荘②→近江八幡③→高島商人④と、いよいよ第4弾 高島商人です。
今回は、湖西(琵琶湖の西側の高島市)で開催され、NPO会員と地元の高島商人の関係者が一堂に会し、熱気を帯びた公開講座となりました。
JR湖西線の近江高島駅には、巨大なガリバーが迎えてくれます。
交流広場です。
戦国時代の浅井長政・お市夫婦の長女・お初は、近江の名門大名・京極氏に嫁ぎました。
高島商人は、滅亡した浅井家の家臣の末裔という説があり、岩手県の南部藩のお殿さんの目指した殖産事業に呼応したというのです。
湖東地域の近江商人は百姓出身者が多いのと随分に異なります。
高島市のビレッジにやってきました。
ビレッジ1号館で、公開講座は開会です。
理事長(小生)の挨拶、そして、公開講座委員長の高橋先生(滋賀県立大学)の趣旨説明。
今日の講師は、窪田和美先生です。(龍谷大学)
熱心に聞き入る受講者の皆さんです。
世界を股に活躍する中澤副理事長(ナカザワ㈱社長)。
司会の鈴木理事(社労士さん)です。
会場のおくどさん(昔の台所)
窪田先生の講義、高島商人が活躍した南部藩(岩手県の盛岡市)の風景です。
古い商店と大きな金物屋さんです。
高島商人は、みちのく南部藩で活躍した人が多いのです。
「みちのく高島商人の会」事務局長さんのお話
会場の周囲のビレッジの情緒です。
あっ、桃の鬼瓦(?)だ!
次回は、家族で高島ビレッジに来よう・・・ホントに素敵なところです。
しめくくりは中澤副理事長の挨拶
このあと、観光ボランティアさんのご案内で、高島市の名所旧跡のご案内でした。
曳山があり、高島商人の力を感じます。
後記
小生は講演のあとの高島めぐりはできずに、大急ぎでドバイ出張にでかけました。(>_<)
湖東の「天秤棒の近江商人」は定番でしたが、サムライ(浅井藩の元藩士)を感じさせる高島商人の心意気に感動しました。
次の課題は、元・彦根藩士が和魂洋才で日本の近代を築いた明治・大正時代の「産業社会での先駆的な近江商人」の研究が必要ですね。(ヤンマー、東洋紡、日清紡、日本生命、伊藤忠商事、丸紅などなど)
次回は、来年の3月22日(日)、連続講座の総括編シンポジウムがあります。
是非、ご参加ください。
再後記
9月11日の日本経済新聞(9面)に・・・中国企業「三方よし」に共感・・・という見出しで掲載されました。
2か月前に、上海の中欧国際ビジネススクールで、三方よしの出前講座をしましたが、その中国の反響が紙面に取り上げられました。
さすがに日経新聞・・・掲載当日は沢山の方から、共感の電話やメールを頂戴し誠に有難うございましたヽ(^o^)丿