2014年11月18日 (火)
白沙村荘でワインパーティー
先週、登文会(登録文化財)の仲間の橋本眞次さんがワインの会を催し参加しました。
京都・銀閣寺の畔の白沙村荘があります。
夜の玄関の風景・・・
日本画家 橋本関雪(1883-1945)が半生をかけて京都・東山の大地に描き出した文人の理想郷が、この白沙村荘です。
持仏堂です。
平安から鎌倉時代にかけての石像美術品が沢山あります。
ライトアップで庭は素晴らしいが、やはり、自然光のお庭を紹介したかったですね・・
橋本眞次さんの曽祖父である橋本関雪さんは、日本画の大家であっただけでなく古今東西の古美術の収集家としても有名です。
橋本眞次副館長(橋本妙館長はお母さん)の尽力で立派な美術館が今秋に完成しました。
藤井さんの揮毫で立派な看板です。
実におおらかな画風で南画、水墨画が多くあります。
いよいよワインパーティーの始まりです。
シャンパーニュ・メゾン・ルイナールの最高醸造責任者のフレデリック・パナイオティスのスピーチです。
エスプリに富んで実に愉快・・
ルイナールのシャンパンです。
独特のボトルのデザインですが、世界最古のシャンパーニュ・メゾンで1729年に創業されたそうです。
シャルドネの個性が際立つ複雑な味わいの逸品です。
料理長の説明です。
ルイナールのシャンパンに合うような和食で、季節の吹き寄せ、信州サーモン、すっぽん椀、イノシシの味噌漬け、カラスミもち・・・実に、味わい深い料理でワインの相性は抜群でした。
トリは眞ちゃん(橋本眞次さん)の挨拶です。
ワインパーティーのもう一つの主役は、参加者との会話です。
華道遠州流の芦田乾お家元、池坊由紀さん、楽吉左衛門さんの長男さんなど、20名ほどの多彩な顔ぶれで、橋本眞次さんのお人柄と趣味の深さを感じますね。
実に優雅な秋の夜長でした。
後記
眞ちゃんとは、「登録文化財の会」で長いお付き合いを頂いています。
会の仲間の松本酒造さん(伏見の酒蔵が文化財)での勉強会で、京都府文化財課より文化財修理の先進事例として、白沙村荘の大改修の模様をパワーポイントで紹介されました。
白沙村荘の多くの建物は登録文化財指定で、2千坪以上もある日本庭園は名勝指定です。
眞ちゃんの鋭い知性、穏やかな人柄、秀でた財を作る能力・・・若いがすごい人物です。
芸術的センスのあふれた美術館はすばらしかった・・・・