2014年12月4日 (木)
JFAファー・デザイン・コンテスト 2014
11月27日、世界の注目中、銀座の時事通信ホールにてファーコンテストが開催されました。
主催 社団法人 日本毛皮協会(JFA)
後援 経済産業省 カナダ大使館 デンマーク大使館
冒頭、コンテスト委員長(小生)の挨拶
コンテストは今年で14回目、小生も委員長をながらく拝命しております。
いつの間にか、すっかりグローバル水準になり世界中からスポンサー(協賛社)が集まって来られます。
今年は47のファッション専門学校、大学と一般から、デザイン画が2200通の応募がありました。
この中から厳正な第1次審査の結果、20人が選抜され、JFAの会員企業が協力し、当選したデザイナーと共に、作品を共同製作しました。
中村友昭JFA理事長の挨拶
全国のファッション専門学校の授業として、JFAの会員企業が講師を各校へ派遣し、毛皮の素材加工セミナーを実施しレベルの向上に努めました。
伊東副理事長らJFAの講師陣の努力の賜物です。
いよいよ。第2次審査・・ファッションショーです。
審査委員長は、ドン小西ら有名デザイナーの先生方です。
第1番目は、金城学院大学の石田瑞季さんの作品です。
レッキスラビットで、すそ、袖口を絞り、あったかさを追及しました。
一般の大学生でよくぞここまで大健闘です。
次々に発表されます。上は、内村さん、下は、李さんの作品です。
近年、中国、韓国の活躍が目立ちます。
次は、大阪文化服装学院の澤山莉那さんの作品です。 ツカキ㈱が共同制作しました。
キューブのようなデザイン、3Dをアートに表現しました
次々と作品が披露されます。
キルケゴールの「絶望」を現代アートで、不安から解放される服がテーマです。
今年は、アートからのインスピレーションを得た作品が多く、カラフルですね。
レインボー・ユーカリを表現しました。
いよいよ審査結果の発表です。
コペンハーゲン・ファー賞です。
オスのオシドリのイメージで・・
SAGA賞です。
北欧の毛皮と日本の伝統紋様・色が交わることでパショナブルな明るい毛皮を表情しました。
いよいよグランプリです。
ピカソの「座る女」からデザインしました。
晴れの表彰です。
グランプリの河上遥さん(名古屋モード学園)が感想を述べます。
昨年のグランプリは大橋聖平さんでしたが、さらにミラノの世界大会に出場し金メダルをとりました。
今年の日本グランプリの河上さん、ミラノで夢の金メダルをとってくださいね。
受賞者6名の登場でフィナーレです。
ツカキチームは、今年は、入賞ができずに残念でした。
左から、ツカキ㈱の工藤専務、大阪文化服装学院の澤山莉那さん、ツカキ㈱の高田デザイナー。
中村友昭JFA理事長、お疲れ様でした。
後記
日本のファー・デザイン・コンテストは、14年間で随分レベルが上がり、今や世界大会で金メダル、銅メダルが当たり前になりました。
世界中の毛皮原皮のファーム(生産者団体)から、日本のJFAファーコンテストに多額の賞金、助成金を協賛して頂けるようになりました。
関係各位の永年のご尽力に心より感謝申し上げます。
日本から、世界に羽ばたくデザイナーが沢山出るように共にがんばりましょう!!