2015年3月30日 (月)
盛り上がった「三方よし連続講座」とりまとめシンポジウム
先週の日曜日に、旧・大津公会堂でシンポジウムが開催されました。
レンガ作りの大津公会堂は昭和9年に建設された文化財です。
玄関やロビーは風格のある作りです。
今日は、NPO三方よし研究所の公開講座です。
テーマは「近江商人の謎に迫る」
50名あまりの会員、一般の方で超満員の熱気あふれる会場です。
NPO三方よし研究所の理事長(小生)の挨拶
高橋卓也公開講座委員長(滋賀県立大学の准教授)の趣旨説明
司会の鈴木さん(右)と北野副理事長(左・元県議)
基調講演は前川洋一郎先生(老舗学)
「日本型経営の流れから見た近江商人」
わかりやすくて好評でした。
いよいよパネルディスカッション
司会は、中澤副理事長(ナカザワ社長)です。
冒頭のショートスピーチは、満田良順先生(近江日野商人館の館長さん)
林純先生(五個荘の近江商人博物館の学芸員)
近江商人の本質に迫る!!
好きな家訓を紹介
窪田和美先生(龍谷大学社会学部教授)
岩根順子NPO専務理事(サンライズ出版社長)
子供たちに近江商人の本質を伝えねば・・・
林先生から、「三方よし」の提唱者の中村治兵衛(五個荘の石馬寺)と矢尾喜兵衛(日野)を紹介
・中村治兵衛家の宝暦4年(1754年)の資料
・矢尾喜兵衛家の奉公人教育は、嘉永6年(1853年)の資料
今度は、客席より発言です・・・
若林三津子さんが立ち、中村治兵衛の親戚として意見・・・迫力があります。
日野商人である矢尾喜兵衛家の直系の当主である矢尾直秀さん(矢尾百貨店の会長)より発言(下)
すかさず、日野商人館の満田館長が意見
2-300年の昔の話が、いきなり現代の話としてディスカッションです。
「なぜ、滋賀県に特徴ある近江商人が発祥したのか、その原因は??」
素晴らしい意見のラリーでした!!
聴衆を巻き込み熱気あるシンポジウムですが、お時間でお開きです。
懇親会は公会堂の地下の大津グリルで開催です。
今日、客席から大いに盛り上げて頂いた矢尾会長が乾杯
祖父江さんと矢尾社長のツーショット
自称カメラマンの内野さん(左 社労士さん)と本郷・前理事長(右)
横浜からお越しの山下浩二先生(特許・発明の権威)と青森の弘前市からお越しの社長さん
山下先生は、「近江商人の物流の足跡(北前船が運航の安全祈願した神社の絵馬の奉納額など)を探ると学ぶことが多い」と示唆の富んだ意見をシンポジウムで発言
ドバイのインターンシップを終了し、上智大学の復帰の中澤まりんさん(中澤副理事長の次女さん)
お開きの感謝の辞を述べる北野副理事長
とっても有意義で楽しい懇親会でした。
後記
演壇と客席が一体となったシンポジュウム、その熱気のまま全員の自己紹介で盛り上がった懇親会。
準備を頂いた高橋公開講座委員長と委員各位、ご協力を頂いた皆様に大感謝です。誠に、ありがとうございました。