宇野宗佑首相の生家

宇野首相って覚えていますか？

今から２５年くらい前にリクルート事件が勃発しました。
小生のお世話になった大学の先輩・山路さんが、リクルートの江副さんに頼まれリクルートコスモスの上場に奔走し、江副さんがその株式を政界の有力者に配って収賄に問われた大疑惑事件です。
結果、疑惑の竹下登首相が退陣しましたが、ポスト竹下（安倍晋太郎、宮沢喜一など）が疑惑対象となり、宇野外相（当時）が急遽、首相に登板しました。

宇野さんは滋賀県守山市の出身です。

中山道（なかせんどう）の守山宿で、街道沿いの天満宮です。

さすがに立派な宇野家で、造り酒屋で大豪商の構えです。

酒造業の息子が首相になっている例は非常に多く、佐藤栄作、池田勇人、金丸信、竹下登等多数です。
大庄屋特有の生まれつきバンランス感覚がよく、プラグマティズム（現実主義）に富み、若くしてマネジメント手法に学び、教養と育ちのよさが大らかで政治家として大成するのでしょう。
また、趣味がひろく宇野首相も剣道、俳句、絵画をこなした才人でした。

今は、宇野家（うの家）は守山市の管理で商業利用（レストランなど）されています。

なつかしい宇野宗佑さんです。（1998年に没）


１９２２年生まれ、八商・神戸商大（現・神大）から学徒出陣でシベリアに出征しソ連に２年間抑留。
１９８９年に総理大臣になり、ハ－モニカが得意な気さくな宰相としてデビューしましたが、神楽坂の芸者との女性スキャンダルが暴露され、直後の参議院選挙で自民党は大敗（半減）、わずか６９日の天下であえなく引退。

立派な庭と座敷があります。

守山市の同郷に人間国宝の森口華弘さん（京友禅作家）がいます。

息子さんの森口邦彦さんも人間国宝になりました。

さすがに酒造業だけあって作業場、酒造りの蔵など並びます。

ここは、宇野家「うの家」の座敷が「咲蔵」って日本料理のレストランになっています。


滋賀県の地酒がズラリ並んでいます。

[告知]
実はこのお座敷で、７月２５日（土）午後５時から、「台湾商人VS近江商人の交流会」を予定しています。
台湾から訪日研修団（ビジネスマン、大学）４０人が来日し、NPO三方よし研究所のメンバーと一緒に「交流会と懇親会」を実施します。　ご希望者は是非、申込みご参加ください。
でも、日本の首相の家で懇親会なんて素敵じゃないですか・・・・
【お申込（メール）：kizaemon@tsukaki.com】

中山道の天満宮の狛犬さんです

楽しい守山宿の見学でした。

後記
実は、このすぐ近くの「ニトリ草津栗東店」に弊社の土地を使って頂いています。
このニトリの入口近くに小さな三角土地があり、荒れ放題の古家が残っていました。
ある方のお世話でこの「喉仏の魚の小骨」のような物件が購入でき、今日はS銀行守山支店でお取引が成立しためでたい日ですヽ(^。^)ノ
土地は縁のもの、多くの人のご尽力に感謝です<(_ _)>