2015年7月23日 (木)
祇園祭・月鉾の見学会です。
ただ今、祇園祭の後の祭の真っ最中。(鉾の巡行は7月24日(金)です)
先週の夕方、大阪からのお客様が祇園祭へ来られました。
月鉾(つきほこ)の保存会にお願いして、見学会となりました。
鉾頭(てっぺん)は新月型(みかずき)はなんと18金なのです。
月を装飾しているので、月鉾という名がつきました。
月鉾(つきほこ)は祇園祭の山鉾の中で最重量級の大きさで、装飾のもっとも豪華だと称賛される名門の鉾です。
保存会のメンバーさんより、月鉾の説明・・・口をアングリ開けてお勉強・・
元亀4年(1573年)製らしいが、織田信長が上洛する前の頃ですなあ・・・
月読尊(つきよみのみこと)が祀られています。
胴掛け(鉾の周囲の緞帳)はインドやトルコの絨毯を用い、世界的に注目されている超文化財です。
ペルシャ絨毯の世界の名品はみな足で踏むため保存状態が悪く、祇園祭のときに胴掛けにのみ使うので、素晴らしい保存状況です。
いよいよ鉾(ほこ)の上に登って見学です。
月鉾町の鉾蔵の2階は、祇園囃子の練習場であり、背の高い鉾への登り口でもあります。
装飾が豪華絢爛で、破風蟇股(かえるまた)の彫刻は左甚五郎の作です。
屋根裏の金地彩色草花図は、天明4年(1784年)の円山応挙の筆です。
「画工・応挙」のサインはへりくだったというか、職人の誇りが高かった時代ですね。
鶏鉾(にわとりほこ)を見学・・
夕闇が迫ってきました。
ツカキスクエアの会議室に20名が入り、福井藤次郎さんの祇園祭のレクチャーです。
このメンバーは実は、大阪の母校の保護者会のメンバーです。
福井さんは十松屋福井の当主で、お能の扇子を一手に扱っておられる老舗です。
福井さんは、祇園祭保存会の連合会の副理事長で京都の伝統社会の重鎮で、京都のよもやま話の名手でもあり、京都らしい洒脱な粋な話で、皆、聴き入りました。
実は、彼は小生の大学の同級生なのです。エヘンヽ(^o^)丿
かごの屋で懇親会。
冒頭に福井扇店からの古式豊かな「籤(くじ)とり」(抽選)で扇が当たったと大喜び・・
納涼懇親会です。
正面左が児玉全学同窓会長(大学の元学長)、その右が福井藤次郎さん、児玉さんの横が今回の世話人の河崎さんご夫妻(前・有恒会京滋支部長)
和気藹々と盛り上がります。
写真左は、藤野ご夫妻(京滋支部の幹事長、公認会計士)でホスト役です。
記念撮影です。
保護者会は子供達が大学を卒業しても、母親同士が保護者会のつながりで親の同窓会のようですね。
小生は、教育後援会の副会長を仰せつかり、皆さんのお世話役です。
夜は更けていきます。
楽しい夕べのひとときでした・・・
ありがとうございました。