2015年8月17日 (月)
お盆休みの五個荘
小堀遠州(えんしゅう)と勝元鈍穴(どんけつ)って知っていますか?
二人の共通項が2つあります。
「近江出身」(長浜)、「作庭家」ってことでしょう・・
戦国時代の武将としても有名な小堀遠州はさておき、問題は勝元鈍穴です。
鈍穴は、遠州流を汲み全国に名園をつくり、独身の風流人で五個荘の金堂に定住し、80歳(明治22年)で没しました。
鈍穴が最期まで逗留し家伝書まで残したのが、金堂の「花文」で、現在の当主は山村文志郎社長、つまり小生の同級生の「ぶんちゃん」で、花文が鈍穴流の正当な本流といえましょう。
近江商人屋敷には庭園が多く、五個荘金堂町にも鈍穴流の庭園が沢山あり、お盆の休みは、ぶんちゃんと楽しい庭園談義となりました。
さて、お盆の五個荘は静かでした。
五個荘の風情(町並み保存地区、近江商人発祥の地)と拙宅(先祖の家)です。
拙宅の庭を少しご案内しましょう。
小生の好きな灯篭(とうろう)をいくつか紹介しましょう。
井戸に紅梅の古木があり、後ろに虎石(縞模様の石)があります。
庭の真ん中の灯篭です。
大きな蹲踞(つくばい)です。
井戸に似せた石組みと後ろの巨石です。
築山のカイヅカイブキの巨木です。
その横に砂岩のような灯篭があり、風化してボロボロです・・
座敷から離れ座敷に飛び石が続きます。
お盆で仏壇を開けています。
拙宅の家訓の「三代の図」の掛け軸です。
ご先祖の額です。上から曽祖父母、祖父母、父母です。
拙宅は、初代と2代目は百姓(半農、半商)で、農閑期には麻織物の仲買をしていました。
3代目(曽祖父)は、京都で呉服問屋業として塚本喜左衛門商店を創業しました。
そんなわけで、小生は6代目の喜左衛門ということになります。
恒例の「ぶらりまちかど、美術館・博物館」今年は、9月27日(日)にあります。
(東近江市主催)
過去は、9月23日のお彼岸さんでしたが、今年から9月の最終日曜日となりました。
小生の幼馴染みのひろしちゃんや、大先輩のターチャンなど、「NPO金堂まちなみ保存会」の人達のボランティアが大変に頑張っています。
五個荘金堂町の町並み保存地区を中心に25カ所の伝統的重要建造物が公開されます。
是非、ご家族、ご友人とご一緒にお越しください。
お待ちしていますヽ(^o^)丿
拙宅は、東近江市五個荘金堂町(200軒の集落)のエリアにあり、「キサエモンの家は?」、「ツカキの家は?」とお尋ねください。
金堂の何割かは、「塚本さん」(同姓)ですから・・・
お問い合わせは、kizaemon@tsukaki.com まで、どうぞ!