2015年8月26日 (水)
親日の国、台湾への出張記。
この土・日曜日に台湾に行ってきました。
台湾での世論調査(2010)で、好きな国・・55%が日本、7%がアメリカ、3%が中国だったでそうです。
日本の印象は、美しい国、科学技術が進んでいる・・
日本の好きな点は、伝統文化、ポップカルチャーだそうです。
日本語のわかる旧世代よりも若者ほど親日度は高いようですねヽ(^o^)丿
台北の桃園空港に到着しました。
今回の出張は、中国の得意先の訪問です。
台湾は、日本の面積の10分の1(3,7万平方キロ)、人口は2300万人です。
台湾の有名企業の「鴻海(ホンハイ)」は世界に従業員120万人を有する電子部品のメーカーで、シャープ買収で話題をさらいました。
華碩は、Acer のパソコンのブランドで有名ですね。
ジャンアントも自転車ファンには人気ですね。
台湾の有名人、李登輝はこのビルの最上階に陣取っています。
台湾の3人の国神(英雄)は、鄭成功(1624-1662)、孫文(1866‐1925)、蒋介石(1887-1075).
・鄭成功は長崎の平戸で生まれ(母が日本人)、台湾で清、オランダと戦かい台湾を独立。
・孫文(=孫中山)は、中国の辛亥革命を成功に導き、「中国革命の父」、台湾では「国父」と呼ばれ、100台湾ドルの肖像画の人物。 孫文は日本で力をつけ大の親日家でした。
・蒋介石は中国統一後、共産党に追われ1949年に台湾で入り中華民国の元首として活躍。
・李登輝(1923-)は、京都大学出身で蒋介石を後を支え日本と共に高度成長を実現します。
台北の地下鉄は5本、走っていて快適です。
史跡「紅毛城」に案内してもらいました。
1628年にスペインがここに城を築き、軍事、政治、貿易、布教の拠点としました。
そのあと、オランダ人(紅毛人)が侵攻し、アントニオ城を建設しました。
1661年に鄭成功がオランダに勝利し奪回しました。
清朝末期にアロー戦争、天津条約など欧米列強が攻め入り、ここも1863年に英国領事館となりました。(上は英国の紋章)
日本の統治時代~明治28年―昭和20年~の50年間、台湾での植民地政策にて当初弾圧し、大正デモクラシーの人権時代があり、文部省は台湾人への教育を熱心に行い、殖産事業を振興し、日本の台湾に残した歴史の跡は陰に陽に色々ですね。
台湾総督、長官の名前は、桂太郎、乃木希典、児玉源太郎、後藤新平など日本の有名な軍人、政治家が名を連ね、日本政府が台湾にいかに心血を注いだかが判りますね。
ヤシの木、南国のガジュマロが見えます。
遠くにマングローブの自生している林があります。
マングローブは塩水と淡水の交じり合う地域に密生するでデリケートな植物です。
台北の百貨店を見学しました。
台北・大都市圏は人口900万人です。(台北270万人、新北市396万人、基隆市37万人)
北から台中市は271万人、台南市188万人、高雄市は277万人と大都市が続きます。
台湾には大きな百貨店の店舗がたくさんあります。
・新光三越は台北に9店舗、各地の9店舗を有します。伊勢丹三越の持ち分会社です。
・太平洋そごうは、そごうが破たん後、太平洋建設が支えますが、今は、遠東グループになり、旧そごうの日本人スタッフが中間管理職としてマネジメントしています。
・統一阪急百貨は、統一グループが経営(阪急は業務提携のみ)
・遠東百貨など地元勢も百貨店として繁栄しています。
県泰豊は小龍包で大人気。
なんと90分待ちの状況です。
弊社の大辻部長と一緒に・・
商談を終え、一路、空港へ
風力発電がアチコチにあります。
空港には、お茶畑のオブジェがあります。
家内のお土産にカラスミ(ボラの卵巣の天日干し)を買いました。
忙しい1泊2日の台湾出張で、帰宅したら夜の12時でした・・
後記
台湾、中国、韓国の対日観の違いに驚きます。
台湾と日本は「水魚の交わり」切っても切れない間柄。
両国の友情を大事にしたいですね。