2015年10月30日 (金)
江戸時代に海外に雄飛した近江商人
「三方よしと”たねや”の経営に学ぶ」と題し近江八幡市で第39回なるほど講座が開催。 先ずは、日牟礼八幡宮に参拝です。
近江八幡市は東近江市(五個荘)とは隣接し、ともに「町並み保存地区」です。 八幡堀はすっかり秋の風情です。
さすがに城下町、町衆のパワーの片鱗を感じますね・・・
八幡山のロープウエイが見えます。 ここに豊臣秀次の居城(八幡城)が築かれました。 今は村雲御所瑞龍寺門跡があります。
たねやに向かいます。 たねやの「近江商人御膳」の特別メニューです。
じゅんじゅん(牛肉のすき焼き)、丁子麩の酢味噌和え、赤コンニャク、豆とごり、せいろは栗おこわです。旨い、美味い、うまい ヽ(^o^)丿
日牟礼神社の門です。
「NPO三方よし研究所」の旗を掲げる西谷さん
若林三津子会員のハンサムなご主人様(初登場)と仲良くツーショット(^O^)
いよいよ社務所で宮司さんの講話です。
正面に有名な田中弁護士、末永先生(同志社大学)のお顔が見えます。
いよいよ岳一隆禰宜さんの講話
西村太郎衛門が日牟礼八幡宮に奉納した絵馬(複製品)<本物は撮影不可>
西村太郎衛門は渡海船にのって安南国(ベトナム)に雄飛し、商売は大成功しますが、日本の帰国した時はすでに鎖国になっており、日本への入国は許されませんでした。 太郎衛門は望郷の念に駆られて、絵馬を故郷の日牟礼八幡宮に奉納しました。
狛犬と伝説の金の鳩
絵馬堂にて
本殿に参拝して
多賀の太鼓を見学して、一路、ラコリーナを見学して、たねやさんの宇都賢一部長の講話、小生は、所用で一路、東京へ出張しました。
◆ 大津の滋賀県庁の新館3階で開催中の「滋賀と商業と近江商人」を見学してきました。
(10月13日―11月26日まで開催) 滋賀大学の宇佐美教授の講演会があります、(11月18日)
明治時代の初めの滋賀県の県令(知事)は、近江商人が滋賀県から県外へ飛び立ち活躍してのを見て、近江商人は滋賀で役に立たぬ忘恩の徒と決めつけていたようです。 やがて、県令は近江商人が郷里へ納税や寄付をする姿を見て認識を改めたようですね。
◆ 滋賀大学の経済学部史料館において、日野町出身の近江商人「中井源左衛門」の古文 書である「金持ち起請文」があります。 江戸時代の商人が成功するためには、懸命に働くこと、質素倹約、社会への奉仕の大事さを切々と説いています。
この貴重な古文書を、滋賀大学史料館の格別のご好意と、近江商人博物館の上平学芸員さんの尽力で復原品を製作させて頂くことができ、小生より近江商人博物館へ寄付させて頂きました。
東近江市役所にて上平千恵学芸員さんの司会で贈呈式が始まります。
左は、東近江市教育委員会の教育部長さんです。
にこやかに贈呈で小生の至福の時です。
記念撮影です。
上平学芸員から古文書の説明です。
後記
来春に近江商人博物館が新装オープンします。 展示物を充実して、楽しく学べて、共に成長する施設であってほしいですね。 皆さんともに協力しましょう。