2015年11月13日 (金)
来年は、「伊藤若冲の生誕300周年」
今年は「琳派400年祭」で盛り上がりましたが、来年は「伊藤若冲、生誕300年」
伊藤若冲は、1716年、京都・錦小路の青物問屋「枡源」の跡取りとして生まれました。
家業のかたわら狩野派や琳派、宋、明代の画法を学び、40歳になると弟に家督を譲り、作画三昧の生活を送り、85歳で亡くなるまで独身で酒もたしなまず、好きな絵に没頭しました。
◆ 若冲の動植綵絵(宮内庁蔵 動物、植物、鳥、魚などのユニークな絵)より・・・
芙蓉双鶏図 (芙蓉の花に二羽のニワトリ)
雪中鴛鴦図 (雪景色の中のオシドリ)
若冲の絵の特徴は、対象物を観察凝視し、緻密に細部を写し取り、傑出した想像力で本質を見抜き、主観性の強い表現をした点です。
貝甲図 (海の中の貝)
老松孔雀図 (松の老木と孔雀)
これらの絵は京都五山(臨済宗)の相国寺にありましたが、後年、宮内庁に買い上げられました。
◆「西陣織美術工芸あさぎ」の伊藤若冲コレクションです。
丸帯(梅花皓月図。白梅に月が煌々と輝きます。)
丸帯(左が梅花小禽図、右が雪中鴛鴦図)
西陣の織物の美意識と技術で丸帯(縦4,5m, 横0,7m)のサイズにデフォルメします。
袋帯
織り額(貝甲図より)
翠帳(中国の衝立(ついたて))
左から・・伊藤若冲の動植綵絵三十幅より柄を製織しております。
掛け軸(日の出 鳳凰図)
来年の伊藤若冲の生誕三百年にむけて、新柄を起こし着々と準備中です。
乞う、ご期待!!
後記
ひさしぶりに我が家のベスが登場です。
先日は、食あたりして下痢で大変でした。吐き下しでそれはもう・・・
介抱の甲斐あり回復しました。
すっかり元気になりました ヽ(^。^)ノ