喜左衛門ブログ:President Blog

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2016年2月5日 (金)

ツカキスクエアに春が来た・・一足早いひな祭り

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節分が終わり、ツカキスクエアではもうひな祭り    
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山中塗のお雛さま。小生と仲の良かった多田桂寛さん(故人)の作品です。

中国の人間国宝にあたる中国工芸大師の蒋雪英さんの刺繍額「立雛」    
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超きめ細かくて手描きのように見えますが・・

ツカキスクエアの受付の看板娘、上村柚起恵さん   
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絹谷浩二のべネッツァの太陽の絵と・・

ひな祭りの立役者は、十二単と衣冠束帯の衣裳飾り     
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クビが無いと仰っるが、呉服屋ですからきものが主役ですので・・

◆男雛と女雛の左右が逆じゃないの?
・京都の作法は、男雛が右です。 御所(天子の住まい)南面し、太陽が昇る東側が天子様(皇帝)の立ち位置ですので、天子様は向かって右側となります。
数千年前からの作法です。
・ところが、明治42年にこのルールは西洋式(男が左)に変更され、昭和天皇の即位式では天皇が左に立たれました。
(大正皇后はご懐妊中で即位式は天皇のみ立たれる) これ以来、東京では宮中にならい、男雛が左となりました。

ツゲで出来た「犬箱」、女の子らしいお道具ですね。    
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箱の中は、金箔が貼っています。 ツゲの香りがとっても優雅ですね、

「桃の節句」にちなんで「寿桃小型水注」(水差し)、清水焼の三浦竹泉の作です。    
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井上萬二(人間国宝)の有田焼の白磁「百合首花瓶」    
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桜貝飾箱「風の花」、服部岐昇さんの作    
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螺鈿(らでん)の絢爛たる菓子器です。
  
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五個荘で「商家に伝わるひな人形めぐり」(2月2日~3月21日まで)    
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五個荘のお嬢さんの協力で人間雛が登場します。
ひな壇のお内裏さん、五人官女もすべて本物の人間です(@_@;)
江戸時代の寝殿造りの内裏雛、明治、大正、昭和までの立派な古いお雛さんが沢山、飾っています。
是非、お越しください!!

後記
小生の父(五代目・喜左衛門)は、東郷青児が好きで風呂場のタイルも東郷青児の女性の大きな絵でした。
父を偲んでこの絵を購入しました。    
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そういえば、昔、京都の丸物(後の京都近鉄百貨店さん)は店内にアトリエを作り、東郷青児と藤田嗣治が一緒に絵筆をふるっていたそうで、シャラトン都ホテル大阪(近鉄)には、東郷青児の「山の幸」、藤田嗣治の「海の幸」の大作があります。
美の大巨匠のありえない二人の連作とは・・奇跡は起こるものですねヽ(^。^)ノ