哲学の道を散策し楽しかった「第４０回なるほど講座」

４月に京都の「哲学の道」散策に、NPO三方よし研究所のメンバー約３０名参加しました。

今回の目的は世界文化遺産の銀閣寺、なかでも非公開の東求堂（国宝）の見学。
もう一つは、近江商人（五個荘出身）の藤井彦四郎（スキー毛糸）が東山・鹿ケ谷に建築した和中庵（現ノートルダム女学院）を探訪、南禅寺の終点まで歩くプランです。
銀閣寺の参道に到着しました。

実に興趣をそそる蹲（つくばい）です。

室町時代（１４８２年）に八代将軍、足利義政公が東山慈照寺（銀閣寺）を建築、今は、臨済宗相国寺派の塔頭（禅寺）となっています。


広大な苔むした庭園です。
義政公の持仏堂である東求堂は、茶室の源流の「四畳半の間取り」の始まりと言われており、落ち着きのある静かな空気が流れていました。

昼食は、「お米司ふみや」でメンバー３０人が昼食

美味しかった・・・

腹ごしらえも出来て、「いざ出発！」西谷さんが旗振り役。平田さんも張り切っています。

法然院で、ガイド役の山本進一さん（滋賀県県議）

すごい博学でボランティア精神に敬服<(_ _)>

法然院から哲学の道をへて次の和中庵へ


新緑のトンネルで清々しいですね。清らかな白川の流れ

憧れのノートルダム女学院の前で・・中澤副理事長

実は、ノートルダム女学院（中学・高等学校）の中に和中庵があるのです。
藤井彦四郎氏が、大正末から昭和３年にかけて１万数千坪の土地に建立をしました。



ノートルダムの先生より和中庵のお茶室で説明


洋館２階の講堂

疎水を歩き、南禅寺の水路閣で記念撮影

このアーチ形の上を流れる水路は、現役の水道として今も現役の構造物です。

田辺朔郎の銅像

琵琶湖疎水（琵琶湖の水運と陸路をつなぐ）を、若干２３歳の田辺氏が技師長となり指揮。
５年後に完成し、琵琶湖水運と世界に２番目の水力発電所をつくり、同時に日本初のチンチン電車（路面電車）を走らせた。
ここに京都の明治以降の近代化の礎となりました。
琵琶湖疎水の舟溜まり

「京の伊勢」と称される日向大神宮に参拝
前は内宮（天照大神）、後ろは外宮・・・

最後に鈴木委員長の締めの挨拶


お世話役の面々の記念撮影
お疲れ様でした　＼(^O^)／

後記
天気予報通り朝から雨が降り、湿っぽい出発でしたが、午後から好天となり「哲学の道」（銀閣寺～法然院～南禅寺）の散策は、雨上がりの緑が輝く素晴らしいひとときでした。
鈴木委員長、西谷委員、平田委員はじめお世話役の大活躍、とりわけ山本進一委員の博学なガイド役は、レベルの高い勉強になり充実したツアーとなりました。
皆さまのご協力、有難うございました。
NPO三方よし研究所の「なるほど講座」は、誰でも参加出来ます。（今回の会費は拝観料、昼食、タクシー込みで５０００円）
ご興味ある方は、お申し込みにください。（小生のメール　kizaemon@tsukaki.com）