2016年5月9日 (月)
5月のゴールデンウィーク、美術館をハシゴしました\(^O^)/
まずは、京都国立博物館 京都中のポスターや新聞に「禅」の広告がいっぱい・・
このポスター、実は中々、怖~い中身なのです。
禅宗の始祖、達磨(だるま)が少林寺で岩壁に向かって座禅をし、左下に僧がいます。 実はこの僧・恵可は切断した自分の左腕を持っているのです・・・
達磨に入門を断られた恵可は自分の左腕を刀で切り落として覚悟を示し入門を許されます。 雪舟「恵可断臂図」国宝です。
京都国立博物館の正面ゲート
ロダンの「考える人」のブロンズ像です。
禅の展覧会の「龍虎の図」の看板です。
京都国立博物館の本館です。1897年(明治30年建築、重要文化財)
平成知新館です(2013年建築)。今回の展示棟
白隠(江戸時代の臨済宗の中興の祖)の自由闊達な達磨図
ミュージアムショップで「龍虎の図」のクリアファイルを購入しました。
博物館の前は三十三間堂で、その東隣はハイアットリージェンシー京都です。
三十三間堂スクエア(下の写真、弊社施設)の2-3階はハイアット・ドレスサロンで、弊社のマリエクラッセが運営しています。(1階はレストラン)
次に、岡崎の京都市美術館に行きました。
岡崎の疎水は新緑で青々しています。
モネ展を開催しています
長蛇の列で20分間待ちでした。 やっと入場できました。
モネは立派なおひげの堂々とした偉丈夫です。
クロードモネ(1840-1926年、86歳で逝去)とルノアール(1841-1919年、78歳で逝去)は同い年で、若いとき意気投合して仲良しでした。
ルノアールが描いたモネ像(1873年、モネ33歳)
モネの出世作「印象、日の出」(1872年)
この作品は、当時の若手の前衛的な絵画展で発表されましたが、実に衝撃的で、保守的な画壇からは「未完成の稚拙な絵、子供の絵のように印象的」として酷評され、この絵のタイトルから、モネやルノワールなどの一派は「印象派」として揶揄された。
絶え間なく変化する自然の様相を一瞬にしてとらえ画家の感動を表現・・・ 保守的古典主義から訣別する新しい「印象派」の幕開けとして記念すべ作品となりました。
「オランダのチューリップ畑」(モネ、1886年)
ジヴェルニーに移り住んだモネは、自宅に「花の庭」を作り、さらに「水の庭」を作り、1890年以降は、この池が重要なモネの作品のテーマになりました。 「睡蓮」(モネ、1916年)
同じ京都市美術館で、「ルノワール展」が同時開催されていました。
フランスの印象派を代表するピエール・オーギュスト・ルノワールは、少女や裸婦、パリの街角などたくさんの作品を残しました。 素晴らしい展覧会でした。
(次回の東京都美術館で紹介)
ゴールデンウィークならではのぜいたくな展覧会巡りでした
岡崎エリアから帰宅しました。(平安神宮の巨大な赤鳥居)
後記
「禅」・・・・・・・京都国立博物館は、5月22日(日)まで、1500円
「モネ展」・・・・・京都市立美術館は、5月8日(日)で終了
「ルノアール展」・・同上で、6月5日(日)まで1500円
●ぐだぐだ話・・・ 実は、印象派の絵画と「西陣織あさぎ」の織物は実に相性がいいのです。
画家は油絵の筆のタッチで光と影を描きますが、あさぎは数千本の経糸と23丁の横糸の杼(ひ)が交互に飛び交い、ジャガードの膨れ織りで立体的に作品を表現します。
「光と影」が瞬間に放つ光彩をいかに表現するか・・西陣織あさぎの真骨頂です。