2016年5月19日 (木)
丹後にて「黄金の織物展」へ空前のご来場者、\(^O^)/
5月14-15日、アミティ丹後にて、「黄金の織物」の展覧会(無料)を開催。
前述のブログの「丹後織物フォーラム」と同じ会場です。 子供向けのポスターを作り、中学校や丹後地域に貼って頂きました。
日本の伝統文化・産業を、次代を担う人々にご覧頂こうという目的です。 製造元の「西陣織美術工芸あさぎ」の看板のタペストリーです。
受付の看板娘の平井さんです(^O^)
尾形光琳の「燕子花(かきつばた)屏風」(国宝)、あさぎの黄金の織物で復元。
俵屋宗達の「風神雷神の屏風」(同上)
西陣織の機(はた)の道具や材料のいろいろ
酒井抱一の「桜図」(丸帯)
すべての作品に織り手さんの名前を表示しました。
過去、西陣の織物はいかに高級品でも「織元のブランド」だけが表示され、決して織り手さんは表に出ませんでした。
織り手さんの近所の方々は、息をのむような作品を前に、「あのおじさん、あのおばさんがこんなにすごい名工だったとは・・」と驚嘆の様子でした。
尾形光琳の「紅白梅図」の純金の打掛け
ASAGI BROCADE by デコ菅井・・・世界中から高い評価を受けました。
流水柄は小石原さんの製織品です。
「日月山水図」蓄光糸を使い素晴らしい作品です。 館内アンケートで人気ナンバーワンでした。
地元の網野中学校の美術部の生徒さんは日本の伝統文化や世界水準の工芸品にふれ、「日本ってすごい、丹後に生まれてよかった・・・」と感想を言い、
丹後の若いお母さんや年配の織物関係者は目をウルウルさせていました。
丹後の名工の織リ手さんとの記念撮影・・・ ゴッホの「ひまわり」、製織の松見さんと小生
田中梅男さんご夫妻
浜岡さんの奥様と・・
澤良昭さん、紋図の勉強に真剣です。
織り手さんとご一緒に記念撮影
いよいよ木本社長の夢奏殿で勉強会 木本社長が織機について熱弁をふるいました。
仲社長、ヨーロッパの織機、シルク産業について語る・・
弊社の松嶋が、熱く、熱く、語る・・
浜本さんが紋図とシャトル(杼)について・・
そば打ち大会の始まり・・・左位から弊社の岡本君、村上部長、塚本部長、岡田君が挑戦
大汗をかいて大奮闘・・・ 成果は、左が弊社の岡田君が打った極太そば、右は丹後の織り手さんの美味しいそば
極太そばは、よく噛んで(>_<)、頂きました(^O^)
最後に小森さんの機場の見学 説明する木本正樹さん、小林君(ツカキ㈱MD)、浜本さん(紋図) 、瀧山君(あさぎ)
1800口の巨大なジャガード織機の前で記念撮影
丹後の海岸線に忽然と登場する立岩、玄武岩の巨大な塊です。
丹後の自然は雄大ですね。
各紙に取材して頂きました。
(京都新聞の掲載記事)
(毎日新聞の掲載記事)
有難うございました。
後記
丹後織物フォーラムは、地元の織り手さんの懸命のご尽力と、府・市の後援、機屋(はたや)さんのお知り合いの方の応援、網野中学校の美術部の方々、熱い声援をうけて成功裏に終わりました。
また、京丹後市から車で3時間掛けてフォーラムに参加するために来て頂いた本場・西陣の専門家の方々の伝統産業を守ろう言う気概のおかげです。
皆さま、本当にありがとうございました<(_ _)>