2016年9月23日 (金)
世界遺産、屋久島、素晴らしかった\(^O^)/
台風、真っ只中、9月の3連休に屋久島へ行ってきました。
伊丹空港を小さなプロペラ機で出発です。
台風が接近し、飛行機は屋久島の海へりの小さな滑走路へ何度も着陸のトライをしましたが、着陸できず(>_<)、結局、燃料不 足となり近くの鹿児島空港に緊急着陸。
5分間で給油して再びチャレンジ・・どうにか屋久島に無事着陸。( ;∀;)
機長へ拍手が起こり、Vサインの機長・・\(^O^)/
結局、1時間半のフライトが4時間半かかり、大阪→マニラくらいの飛行時間ですね。
屋久島って、こんな円錐形の島の形をしています。島一周で車で2時間でしょうね。
島の中心は、標高1900m級の山が連なり、九州の高山ベスト7位はすべて屋久島の山です。
この島は、亜熱帯(海岸)、500m級(温帯)、1000m以上は亜寒帯と多層な気候区分が屋久島に存在し、多様な生態系 があります。
南国での中秋の名月(^O^)
ちょっと、嵐の前の不気味さですねぇ・・
翌朝、いよいよ出発です。
台風直前の中、今日は奇跡的に晴れなのです。(^O^)
屋久島は、地床植物(コケやシダ類)におおわれ、キノコも色々珍しい種類があります。
このあたりで標高600mくらいです。
花崗岩で成り立つ屋久島は、大きな岩を木の根が覆います、
土がほとんど少なく、多雨な厳しい自然が樹齢何千年の大木を生んだのです。
やせた土地(栄養分)は長寿を生み出す・・人間の寿命も同じか・・
屋久島は人間の本性が蘇り、原始に戻ります。
屋久島に来ると熟年夫婦も恋人もフツーの人も皆、仲良くなること請け合いです!!
家内と昨年3度も来て、今回で4回目の屋久島です。
ヤクスギの巨大な切り株が土埋木となります。
“森蔵”(もりぞう)の愛称の人気の切り株
やっと「くぐり杉」までやってきました。
“七本杉”の威容で胸高周囲8,3mの屋久杉です。
屋久杉には着生植物が生い茂ります。(ヤマグルマ、ナナカマドなど)
屋久島の標高500m以上にある樹齢1000年以上の大木を屋久杉といいます。
1000年未満のものを小杉(こすぎ)といい、100年以内の植林された杉は地杉(じすぎ)といいます。
この高さ80センチほどの杉の苗で約20年かかるのだそうです。(@_@)
苔むした花崗岩の上に、杉の根は張っています。
苔むす森、「もののけ姫」の世界です。
木霊(こだま)のカタカタ・・・が聞こえてきます・・・
座頭虫・・・「千と千尋の神隠し」で登場する「釜爺」(かまじい)のイメージのもと
宮崎駿(はやお)監督は屋久島から随分、長く逗留していましたから・・・・
倒木が苔むしています。
「屋久杉、名づけコンクール」に入賞、
「かみなりおんじ」(雷オヤジ)島の小学校2年生の酒井拓君が命名
落雷で巨木の中が黒焦げです。
いよいよ太鼓岩まできました。標高1050メーターです、
1か月に1回くらいしか見られない光景で、宮之浦岳(1936m)や太平洋まで見渡せます。\(^O^)/
可愛いヤクシカがいました。
ここは天敵がおらず、人間をまったく怖がりません。
屋久島にはヤクシカが1万9千頭、ヤクサルが1万2千頭、ヤクヒト(?人間)が1万人住んでおります。
実はヤクシカは増えすぎジビエとして間引きされています。これが旨い!(かわいそう)
「辻の岩屋」、三宅宏美選手(銅メダル)のような家内の勇姿
家内はオリンピックでると「屋久杉メダル」がとれるかも知れません\(^O^)/
楠川歩道。400年前、島津藩が島民に命じ屋久杉を伐採させ、平木(屋根にふく板)にして年貢として上納させました。この 道はその当時からの屋久杉の搬出路なのです。
飛流おとし、白谷川の清流です。
7時間、険しい山道・川を渡り、森道を歩いて、やっと帰ってきました。
さて、3日目の朝から大雨でいよいよ台風が九州に近づいてきました。
屋久島の位置は、鹿児島の南80キロくらい、種子島のお隣です。
飛行機が欠航の可能性が強く、ここで足止めを食らうと帰りは明後日になります。
えらいこっちゃ・・・(>_<)
慌てて、船トッピーに乗り一路、鹿児島港へ(2時間)
さらに、新幹線さくらに乗って鹿児島~博多~京都(5時間)で無事、帰宅しました。
しかし、メインの2日目の屋久島のトレッキングは好天で奇跡的にラッキーでした。
世界遺産、屋久島、是非、行ってみてください。
やみつきなるほどの魅力があります・・\(^O^)/