2016年11月30日 (水)
蘇州より訪日団、来る!!
先週、中国のビジネススクールで学ぶ中国の経営者の訪日団32名が来られました。
若くて実に熱心な人たちで東京から京都に来て、午前中はツカキで、午後からは京セラを訪問するそうです。
まず、小生は「日本の印象はいかがですか?」と質問しました。
中国の経営者は・・
・道路も工場も皆、きれい、清潔!!
・まじめ!
小生より、「日本の改善すべき点は?」と尋ねました。
・洋服はクロばかり・・・
・個性と元気がない。
・商談でも決まるまでに時間がかかりすぎる。
・誰がボス(決定権者)だか判らない。
色々な意見がでました。
さて、日本的経営、「三方よし」についての小生の話のはじまりです。
右は、通訳さんで若い女性です。
日本の成り立ちのショートレクチャー
孔子(中国:BC552-479)が説いた儒教は、西暦513年頃に日本に伝播しました。(国を治め人生の処し方を説く)
釈迦(インド;BC466-386)が説いた仏教は、中国(西暦68年に洛陽・白馬寺に伝わり漢字に翻訳)から日本へ伝播しました。
漢字は、中国の文字、律令制度などが大量の文明を日本にもたらしました。
奈良時代、平安時代と歴史を重ねるほどに日本文化として固有の発展を遂げ、三方よし経営など独特の文化へ熟成していきました。
拙宅の仏教(阿弥陀経)と中国の白馬寺(洛陽)で見た浄土教の経典とが2千年の時空を超え全く同じで驚きです(@_@;)
中国と日本の文明が共鳴しますね。
「三方よし」の「売り手よし、買い手よし、世間よし」のディスカッション
「三方よし」は中国人の気性とは真逆だと言われますが、中国人の方が理解(納得度)は早くて正確です。
「長者三代の鑑(かがみ)」は絵の家訓ですが、中国の方の受けとめかたは、3年前と現在の中国人とでは、全く異なり、中国の変化のスピードに驚きます。
先代(小生の父)が残した「ちびた鉛筆」の瓶です。
おおいに議論が盛り上がります。
別家室の見学です。
ここは、家訓(積善の家に余慶あり)や先祖や元幹部社員の写真など、ツカキのレガシーであふれています。
皆で記念撮影をしようという事になりました。
蘇州のビジネススクールの史院長からスクールカラーのシルクのスカーフを頂戴しました。
中国の高級茶を製造元の社長から頂戴しました。
餅茶(へいちゃ)といい超高級茶だそうです。
直径20センチの円盤で厚さは2,5センチあります。
七子餅茶を茶刀というナイフでカットして煎茶で頂くのだそうです。
中国の方のお茶への愛情を感じます。
中国と日本は同じ文明圏で育まれた隣人同士では仲良くしたいですねヽ(^。^)ノ