2016年12月26日 (月)
伝統文化、文化財を守ろう!!
先週、京都・南禅寺の近くの順正で”登文会”の総会がありました。
これは、京都・国登録文化財所有者の会という長い名前の会です。
京都府の文化財課の方々も来られ力の入った会で40名近く来られました。
ここは、南禅寺へ行く道の築地塀です。
京都五山(臨済宗=禅宗)の別格筆頭の南禅寺ならでは風格です。
南禅寺の塔頭(たっちゅう)、金地院の正面と庫裏(くり)です。
江戸幕府の法律・外交を仕切った以心崇伝(金地院崇伝)の禅寺
中には家康由来の東照宮があり、国宝の掛け軸や小堀遠州の有名な庭があります。
湯豆腐で有名な京料理の順正の池、石塔です。
順正の大西さんは文化財の所有者であり、会の重要なメンバーです。
総会では、財務の報告と承認、会則の変更が上程され、成立しました。
図らずも、小生が次期、会長となってしまい、身の引き締まる思いです。
あと、寺社仏閣の修復のプロ、㈱大佛さんの講演会があり、
橋本関雪の白沙村荘の事例が紹介されました。
(オーナー家の橋本真次さんは会の永年の功労者で副会長です。)
総会も終わり、懇親会です。
左から大阪登文会の青山事務局次長、寺西事務局長、大西(順正、京都登文会)さん
青山ビルは「ツタの絡まるレトロビル」(大阪・北浜)として有名
寺西住宅は、大阪の阪南町にあり、国登録文化財
名古屋登文会の小栗先生も参加されました。
大西さんの案内で順正書院を見学(登録文化財)
松の襖(フスマ)と見事な欄間(ランマ)です。
狩野探幽の龍の掛け軸、床の間の生け花
上段の間で田中峰子さんと・・・
この上段の間、4畳半ほどが油圧で上下15センチほど動くのです(@_@;)
田中峰子さんは、西陣くらしの美術館「富田屋」(登録文化財)の女主人です。
彼女の才媛はめざましく、国際的に活躍中の京女です。(会の副会長)
順正の夜の庭
初冬の紅葉と燈籠
大西さんのご親切で、順正書院(文化財)を堪能させて頂きました。
さすが順正さんだけあって色々なお茶室も趣向に富み、面白いですね。
ありがとうございました。