2017年3月2日 (木)
きれいな小冊子ができました!
春とはいえ、風が冷たいですね(>_<)
ところで、ハンディ(A4版の4分の1)な手のひらサイズの可愛い小冊子(12頁)ができました。(塚本喜左衛門著)
骨董品といえば美術品・・・でも、これは小生の古い家のコレクションです。
■「招喜庵」(重森三玲旧宅)です。
京都大学の本館時計台のすぐ近くに、節分で有名な吉田神社があります。
この神社の神官の屋敷(築300年)を、昭和18年に重森三玲(昭和の作庭家)が譲り受けて庭を作庭し、邸宅を重森三玲好みにデザイン化しました。
後年、重森家の要請で主屋部を小生は引き受け、「招喜庵」として保存改修しました。
■「SACRAビル」(旧・不動貯金銀行京都支店)
明治時代の京都のメーンストリートの三条通りに、大正5年(1916年)に建築された石造りのビル。
テナントのショットバー「雪月花」や、1920年の皮貼りの家具のサロンがあり人気のアンティークビルです。
この文化財のビルの後ろにSACRAアネックスを10年前に建築しました。
■「京町家」(旧・室町呉服問屋)
昭和7年(1932年)建築の秀麗な京町家。この前の祇園祭の「岩戸山」が立ちます。
天照大神の神話で有名で、縁起のいい場所です。5年前に引き受け保存修理をしました。
■「生々居」
京都府と大阪府の境にある天王山の麓にあります。
隣接する大山崎山荘(現アサヒビール美術館)と同様、加賀正太郎(大阪の実業家)が昭和11年に建てた英国風の小ぶりな山荘で、2年前に加賀家より引き継ぎました。
■五個荘の町並み保存地区
近江商人の発祥地として知られる東近江市五個荘。
舟板塀と土蔵の白壁があり、掘割には見事な鯉が泳ぎ、近江商人の故郷への愛、心意気、神仏への信仰心がこの町並みを作り出しました。(右側が拙宅)
塚本喜左衛門の五個荘本宅(築150年前)の内部
仏間を中心に店の間、先祖の肖像額があり、昔のまま、保存されている。
小生は小学校6年までここで育ち、家族の本籍地もここで文字通りの我が家の本拠地です。
ツカキスクエアの正面玄関の頭上にある尾形光琳の紅白梅図(国宝)です。
弊社の「西陣織美術工芸あさぎ」のオリジナルな黄金の織物です。
昨年、ツカキグループ150周年記念に設置しました。
外国人などが、よくこの巨大なタペストリーを撮影していかれます。
骨董趣味が高じて昨年12月に「京都・国登録文化財所有者の会」会長を引き受けました。
全国の埋もれた文化財の保存に微力を尽くしたいと思います。
◆この小冊子、ご希望の方に無料進呈します。
fbか、メールkizaemon@tsukaki.com へお申し込みください。
すぐに郵送します。
後記
階段から落下し半月、あと2週間で抜糸ですが、目下、電気が走るようにピリピリします。
抜糸までは仕方がないでしょうね。お化けのQ太郎(そんなに可愛くない?)みたいに頭頂部にナイロン糸がピンピンと立っており早く糸を取りたいですね。
・・もうすぐ本格的な春がきますヽ(^。^)ノ