2017年5月30日 (火)
"三方よし研究所"の有意義な講演会でした。
先週の土曜日、浜大津の百町会館にて”NPO(非営利活動法人)三方よし研究所”の第15回年次総会があり楽しいひとときでした。
東海道の宿場町として栄えました
この施設は昔の町家で趣があります。
お庭には灯篭や蹲(つくばい)があり、ほっとさせる空間ですね・・
近江の水屋箪笥(たんす)、昔は近江の民家には必ずありました。
井戸と”おくどさん”です。
昔の大津百町の風俗屏風です。
司会の足立さんの開会宣言で始まりました。
NPO理事長(小生)挨拶・・・・
昨春は近江商人の足跡を訪ねて、関東の桐生・大間々に研修バス旅行をしました。
秋には中国の台湾商人を訪ねて台中の東海大学(陳教授)への研修旅行をしました。
中国からの企業研修団に「三方よし」講座を実践し延べ千人へ実施しました。
滋賀県立近江八幡商業高校とコラボして若い人への近江商人の啓蒙活動をしています。
岩根専務理事の決算報告です。
田中事業委員長(新任)が抱負を語る
なろほど講座と公開講座を合体して年2回の「三方よし講座」(公開)を実践します。
内野例会委員長(新任)の挨拶
中嶋・講師養成講座委員長(新任)の挨拶
昨年はパワーポイントでテキストを作り、これから出前講座を実施できる講師(会員)を養成し全国からの出前講座の要請にお応えして「三方よし」を世界に広げます。
記念講演会・・講師は同志社大学の末永名誉教授
近江商人の精神的バッグボーンとしての仏教について語る末永先生
英国では、プロテスタンティズム(キリスト教)が産業革命の精神的な支えになりました。
質疑応答が実に活発で半時間以上の論戦が続きました(^O^)
閉会の御礼は、北野加代子副理事長の心温まるご挨拶でした。
懇親会は「ここち夢」さんで・・・
乾杯は中澤副理事長・・・先週、「時計チェーン店ナカザワ」(中澤社長)の海外出店(ベトナム)が、日経新聞で大きく取り上げらました。(^O^)
ワイワイガヤガヤ、メッチャ、盛り上がりました\(^O^)/
記念撮影・・左から中澤さん、小生、末永先生
後記
帰り道は末永先生とご一緒しました。
近江商人の代々の先祖は・・死に際はドラマティックで、家族に寝床から起こしてもらって「ちょっと羽織を掛けてくれ」と頼み、紋付の羽織を羽織って遺言を言うのです。
これは子孫にとって強烈に印象に残る先祖の最期シーンです。
苦しい息をふりしぼって、子孫への望みと感謝を述べるのです。
その最期の姿と言葉は、100年間家族に伝わります。
・・・小生の先祖の話に、末永先生は「ちょっと羽織をかしてんか!」の言葉はすごいとおっしゃり共感して頂きました。
近江商人が子孫に残す最大の遺産は、生涯を貫く生き様と最期の遺言でしょうね。