2017年8月5日 (土)
金沢で加賀友禅の女流作家のデザイン競技会を開催
今週の火曜日、金沢で加賀友禅の女流作家の競技会が華々しく開催されました。
金沢城の前のKKR会場です。
主催は京都和装㈱で主催者の挨拶(社長、小生)
今年の作品のテーマは“自由闊達(かったつ)”
問屋側のエゴで「これなら売れる」という手堅い地色・絵柄を作家さんに要望し続けた結果、創作活動がマンネリ化してきました。
・・というわけで、選抜24名の女流作家さんに、「自分で作りたい絵柄、着てみたい地色、想いのこもったモチーフなど“自由闊達”に創作してもらおう」という事になりました。
・・出品作品はすべて京都和装が買い上げます・・
出品作家の中には35年間、出展し続けている先生も大勢おられます。
後援・さが美様の平松社長の挨拶
さて、投票の結果・・・表彰式です。
最優秀賞の矢花博呂美先生・・表彰状・金一封・副賞が授与されます。
作品テーマは「花筏」(はないかだ)と矢花先生
優秀賞の松田風華先生、「うつろい」
優秀賞の吉田淳子先生、「香り漂う」
謝辞を述べる矢花博呂美先生
お決まりの巻紙の朗読とは異なり、堂々と自分の言葉で述べられ大拍手でした。
中町博志審査委員長(石川県無形文化財保持者)の講評
恒例の厳しい指摘に会場は水を打ったように真剣に聞き入りました。
加賀染振興協会の小川甚次郎理事長の締めのご挨拶
理事長は、日本大学応援団出身だけあり、大きな声で迫力ある暖かいお話でした。
さあ、懇親昼食会です。
冒頭に京都和装㈱の白井常務の御礼の挨拶です。
乾杯は、今回のお世話役の産元問屋、丸与商事の住田社長の元気な乾杯!!
左は小川甚次郎理事長(加賀染振興協会)、平松社長(さが美)の談笑
産元の住田社長(丸与商事)、小川社長(小川)、金田さん(カネヒサ)
中町博志先生(審査委員長)
入賞の作家の先生方
左から、長谷川里絵先生、矢花博呂美先生
戸田雪心先生、松田風華先生
吉田淳子先生、小林喜代美先生
受賞作品をいくつか紹介・・
矢花博呂美先生の「花筏」
小林喜代美先生の「豊潤な時」
戸田雪心先生
長谷川里恵先生の「桜茶屋辻」
後援頂いた社団法人・加賀染振興協会の皆様はじめ関係各位のご支援のおかげと深く感謝申し上げます。
真夏の暑い中、本当にご苦労様でした<(_ _)>
後記
この加賀友禅競技会も35年間、よく続いたものです。
近年、小生も女流作家さんと金沢で毎年お会いし、お正月には受賞作家さんを京都にご招待・・
永い交流が続いています。
親しい女流作家さんは五個荘(近江の町並み保存地区)の拙宅まで遊びに来て頂きました。
人生の楽しいひとときですねぇヽ(^。^)ノ