喜左衛門ブログ:President Blog

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2017年12月16日 (土)

学びのひととき

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先週、東京の六本木で「事業承継学会」の年次大会がありました。
私は、企業が百年、二百年と永続するための原理原則を学び、社会の繁栄のため
「三方よし」を世界へ広めることをミッションとしています。
六本木ヒルズです。

その真ん前にハリウッド化粧品の本社ビルがあり、はじめて来ました。

ここにハリウッド大学院大学の経営学コースがあります。
この屋上から富士山、東京タワーが見えます。

教室のパネルに日本の老舗研究の統計がありました。

世界の中で、創業100年以上の企業の40%は日本に存在し、200年以上は55%が日本にあり、日本は世界に誇る長寿企業国なのです。ヽ(^。^)ノ

講座のトップバッターは、後藤俊夫教授の「事業承継の根源力をなにか?」

中国の文化の根っこは・・・仏教、儒教、道教、

日本は、仏教、儒教、神道ですね。
後藤先生の話を迫力満点で、先月の上海行もご一緒しました。

パネルディスカッションが始まりました。
事業承継学会の会長である林廣茂教授(同志社大学)。
奥様もよく存じ上げ、林先生ご夫妻は五個荘宅へお越し頂きました。

吉村俊之社長(豊島屋本店)創業1596年で16代目の当主、酒類の販売業

京都大学から日立製作所に勤務され、家業を後継されました。
初対面ながら、素晴らしいお人柄です。

 

交流会にて
林廣茂会長は会を代表して感謝の意を述べられました。

「老舗の多い京都で毎年、年次総会がありましたが昨年は名古屋で、
今年は東京で開催され多くの方のご出席は大変、有難いことです。」

ハリウッド大学院大学の山中学長は、主催者側でお言葉を述べられました。

乾杯は、京都からの参加という事で小生が仰せつかりました。乾杯!!
本当に楽しい交流で、初対面の豊島屋本店の吉村社長と東京で再会する約束をしました。

 

ここは、立命館大学いばらきキャンパス(大阪)です。

今日はトウ先生の招請で中国の浙江大学より陳凌教授が来演です。

中国の事業承継の歴史を語られました。


中国は、父系社会ですが、昨今、女性の台頭がめざましい・・
改革開放から30余年、この短期間に中国経済は大きな成長を遂げました。
雨後のタケノコのように竹は大きく成長しましたが、根の張り方が浅く、
嵐で根っこからなぎ倒される危惧を感じるそうです。
日本の100年経営、事業承継のノウハウに学びたいと締めくくられました。

陳先生は、昨年、京都の弊社にお越しになり、先月も上海のビジネススクールで
討議をし、今回、立命館大学のいばらきキャンパスで再会でき本当にうれしく思いました。

翌日、陳教授はトウ先生とご一緒に京都にお越しになりお食事をご一緒しました。

中央が陳先生、右がトウ先生(立命館大学)です。

陳先生から「孫子の兵法」の絹本を頂きました。

孫子は、紀元前500年前の人で、孔子、ブッダの同世代ですね。
「己を知りて敵を知れば、百戦して危うからず」

「道、天、地、将、法」について陳先生から教わりました。

その兵法はビジネスのマネジメントに通じ、中国4000年の懐の深さを教わりました。
ありがとうございました。