喜左衛門ブログ:President Blog

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2017年12月20日 (水)

森重三玲の庭園探訪と登文会交流会

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今週の日曜日、“京都・国登録文化財所有者の会”は
「庭園探訪&忘年会」を開催し楽しいひとときでした。

京都・東山の東福寺の本坊庭園の前で集合しました。

冒頭、会長(小生)の挨拶とスケジュールの案内です。

京都市の文化財課、京都登文会、名古屋登文会、大阪登文会など30名が参加されました。

東福寺は、鎌倉時代に円爾(1202-1280年)が創建した臨済宗東福寺派の本山です。

奈良の大仏で有名な東大寺と興福寺より1字づつもらい“東福寺”となりました。

東福寺の本坊の庭園は、重森三玲(1896‐1975年)の作庭で有名です。

 

◆方丈の正面の庭園です。(南庭)

西庭は刈込が直角でユニークです。

北庭は石と苔が市松模様になっています。

東庭は北斗七星です。

究極のモダンを追求した重森三玲の作品です。

通天橋を背景に名古屋登文会の小栗会長夫妻です。

ご夫妻は仲睦まじく素晴らしいですねヽ(^。^)ノ

 

◆東福寺の開山堂で円爾が祀られています。

ここに至る東福寺のフォルムは最高で感嘆の声が上がりました。

国宝の法堂と東司(昔のトイレ)

順正の大西さんの説明はさすがでした。

 

◆東福寺の塔頭の光明院です。

書院と方丈庭園(重森三玲の作庭)です。

新幹線の「そうだ 京都、行こう。」のキャンペーンになった光明院のポスター

舞妓さんが光明院でくつろぐポスター

「重森三玲の庭園アバンギャルド。伝統の中にモダンな風がそよいでいます」

 

◆重森三玲旧宅に来ました。

招喜庵の大玄関です。

重森三玲の自作の自邸の庭です。

重森三明・庭園美術館の館長の講演会です。(三玲の孫さんです。)

重森三玲の肖像

講演する三明館長

モダンアートを庭園の大書院で展示しました。

非常に盛り上がった講演会でした。

招喜庵(築300年)の光景

重森三玲旧宅は、重森家が庭園と書院を、塚本家が主屋(招喜庵)を維持するという珍しいコラボ型の運営をしています。

京都らしい永年の誼(よしみ)が生み出す共同体ですね(^O^)

 

◆京都大学の時計台のレストランで懇親交流会です。

橋本眞次副会長(白沙山荘)の挨拶

山口さん(苔香居)と大阪登文会の青山修司さん(青山ビル)

吉田山荘さんや多くの方が、登録文化財の維持管理の苦労話や次代への引継ぎで話が盛り上がりました。

玉垣和子さん(十四春)さんとお嬢様・・よき後継者でうれしいですねヽ(^。^)ノ

楽しい会話で夜が更けていきました。

中締めは、田中峰子副会長(富田屋)の挨拶

和気あいあいと名残惜しげに散会となりました。

ありがとうございました。