2018年2月16日 (金)
屋久島の世界遺産区域・西部林道のトレッキング・その2
屋久島の面積の20%が世界遺産に指定されていますが、西部林道もその構成地区です。
屋久島は、太古の昔からの「大自然」と、江戸時代以降の「人間と自然の共生」がその世界遺産としての重要なポイントです。
西部林道は屋久島の固有種であるヤクシカ、ヤクサルが沢山生息しています。
そこは一歩踏み入れると大自然一杯です。
せまい林道を拡幅して観光バスを通す計画がありましたが、反対意見が多く乗用車がやっと通れる昔のままの林道です。
ガジュマルの樹と遭遇しました。
寒いので人間と遭遇することはまずありません。
島津藩の屋久杉伐採による切り株跡や倒木が、屋久島の苔むす森の奇景・魅力の一つになっています。
巨大な花崗岩が二つに割れて屹立しています。
70-100年前にこの地域で炭焼きの生活の痕跡で焼酎のビン(ガラス)があります。
屋久島の不思議は、大自然の中に人間の足跡があり、それがそのまま遺跡として残されています。
ガジュマルの大木です。
ガジュマルの気根が大きな枝から垂れ下がってきて地面まで下りて根を張ります。
空気中の水分や栄養分を気根は吸収していきます。
あっ、鹿がいました。
体格は小さく、屋久島の固有種のヤクシカです。
西部林道は太平洋に面しております。花崗岩の切り立った崖が波を跳ね返しています。
またヤクシカがいました。オスの立派な角がみえます。
シカの角が落ちていました・・・
また、またシカがいます。
実は、屋久島は人間が1万2000人、昔は2万5000人も住んでいました。
ヤクシカは2万頭ほどおり、ヤクサルも1万2000頭くらいいます。
人間をちっとも怖がらず、シカやサルの自然の楽園です。
巨大なガジュマルが多く自生しています。
クワズイモの巨大な葉っぱの下で・・・トトロの傘みたい
サトイモ科でこれを食べるとエライ事になるそうです。(シュウ酸カルシウムで口内や皮膚がただれるそうです)
サルやシカも食べない「喰わず芋」だそうです。
昔の段々畑の痕跡のある石垣にシカがいます。
こんなやせ地でなにが採れたのかな?
屋久島は急こう配で多雨なので、川は皆急流です。
寒空にサルがいました。みな肩を寄せ合っています。
よく見えると沢山、サルがいますね。
◆私が発見(?)した人面の樹木・・・
ねっ人面に見えるでしょう・・
太平洋の荒波に川の急流が注ぎ込み独特の風情が・・
寒い!!
また、人面の珊瑚のかけらを発見!
近くを屋久島の花崗岩の絶壁より滝が流れています。
癒しの島、屋久島。
あっという間の屋久島の連休のひとときでした。
また、海亀の産卵のときに来たいですね・・