2018年2月22日 (木)
NPO三方よし研究所と大阪・滋賀県人会との交流
先週、大阪の綿業会館(重要文化財)にて、三方よし講座を実施しました。
新しい価値観との出会い、目からウロコの勉強会です(@_@)
場所は堺筋本町、通称、船場の真ん中にあります。
遠くに小泉グループの看板が見えます。
これが、昭和6年建築の大阪綿業会館の威容です。
これは、東洋紡の元専務の岡常夫さんの銅像で、彼の寄付によってこの会館が建ちました。
大勢のNPO会員と大阪の滋賀県人会員が集まり、まずは重文の綿業会館の説明です。
今日のイベントの立役者、中澤通盛副理事長と田中恵里子三方よし事業委員長
綿業倶楽部の会員食堂
3階談話室。ルネッサンス初期のシャコビアンスタイル
代々の大阪綿業倶楽部の理事長の肖像です。歴代の東洋紡の社長はじめ幹部が多いですね。東洋紡は近江商人の阿部房次郎氏が創業者の一人です。
花瓶に綿花の花(?、綿そのもの)が飾っています。
ここは特別室で皇族が来館されたとき使われていたそうです。
来館名簿に当時の著名な政治家の名前がズラリ・・
本館3階の会議室。アンピールスタイル
床材の大理石にアンモナイトの化石があります。
いよいよ3階の会場で講演会が始まります。
講師は小泉産業グループの権藤専務、「CSR(三方よし)経営の実践」
冒頭に主催者を代表して、塚本理事長(NPO三方よし研究所)の挨拶
まず、末永名誉教授(同志社大学経済学部)の近江商人と小泉重助さんの講義です。
小泉グループは、創業300年を誇る大阪で大成功した企業です。
出身は私共と同じ五個荘で典型的な近江商人です。
2代目の小泉重助さん
熱弁される末永先生
いよいよ小泉産業の権藤専務さんの登壇です。
小泉グループは・・・
・小泉㈱グループ(ファッション)
・小泉産業グループ(照明、電気製品)
・小泉成器グループ(プラスティックの成型)よりなります。
色々なCSR(企業の社会的責任)活動が紹介されました。
児童施設へのコイズミの学習机の寄贈、国際学生照明デザインコンペ、AEDの救護員の育成など多彩に展開されています。
三方よしを基軸に経営理念の浸透を図っておられます。
中澤副理事長の御礼の挨拶で終講となりました。
いよいよ綿業会館の地下の食堂で交流会です。
まずは北野副理事長の挨拶
和やかに交流会はスタートしました。
講師の権藤専務(小泉産業グループ)とツーショットで・・
左から、佐藤衆議院議員、岩根順子さん(NPO三方よし研究所の事務局長)と中澤副理事長
片桐祐一さん(NPO理事)のユーモラスな司会で盛り上がります。
左から、中澤、植山会長(大阪滋賀県人会)、末永先生
”プロカメラマン”(ホントは社会福祉労務士)の内田学さん(NPOの例会委員長)
参加者全員で集合写真
”大阪の滋賀県人会”と”NPO三方よし研究所”のコラボ企画は大成功です。
“新しい価値観との出会いを求めるNPO”と、“仲良し県人会から若い人を引き入れ近江商人を学ぶ会への脱皮を図る大阪滋賀県人会”の思惑は一致しました。
ますます連携を深めていこうと固い握手をして、名残惜しく散会となりました。
ありがとうございました。