2018年5月24日 (木)
大阪への恩返し・・・(^O^)
先週の土・日曜日は大阪におりました。
土曜日は、大阪なんばにある大阪府立大学サテライト教室に行きました。
以前、なんばパークスに府大の大学院大学のMBA(経営修士)コースの学舎があったのですが、昨年、南海鉄道本社(なんば)の2-3階に引っ越しました。
50年来の旧友である津戸正廣君が府大の経済学部長をしていた縁で、「三方よし講座」を10年位受け持っています。
津戸君とは母校の同級生で、1回生のガイダンスのおり五十音順に「つかもと」、「つと」の出席番号が並びで、それ以来の親友です。
なんばサテライト教室は、非常に便利な立地ですね。
私の役目は、MBAコースに通う社会人大学院生に、日本的経営の源流のひとつ、近江商人の「三方よし」について、90分間、話をすることです。
近江商人の「三方よし」について、語りました。
本日の講座の“4つの視点”
① “過去”に学ぶ・・・・・先祖が体験した歴史を自分の経験値とする
② “三分法”経営・・・・・歴史の荒波を越える秘訣
③ “三方よし”の実践・・・100年経営のための経営哲学
④ “家訓と生活習慣”・・・・幸せを永続するために
府大のカラーは「まじめ、熱心、静か」で、実に気持ちのいいひとときでした。
津戸さんは、凌友会(府大の経済学部の同窓会)の会長をして頑張っています!!
津戸正廣さん、ありがとう!!
翌日の日曜日は、母校で経友会(市大の経済学部の同窓会)の常任幹事会がありました。
天王寺駅からJR阪和線で15分、杉本町駅です。
青々と茂った母校への並木道です。
このあたりはメタセコイア(生ける化石)の木が沢山あります。
昔、母校の三木茂教授が発見して世界を騒がせました。
市大の理学部・附属植物園(交野市)に30メーターを越えるメタセコイア林があります。
広々とした市大の本館の時計台です。(文化財)
我々の3-4回生の頃は学園紛争で、時計台は全共闘が占拠し大闘争をなりました。
時計台のあたりに投石や火炎瓶が飛び交い、機動隊の装甲車やヘリコプターが時計台周辺を舞い、放水車が一斉攻撃をしていました。
我々の青春時代は、よど号ハイジャック事件、浅間山荘事件があり、学生仲間が多く検挙され騒然たる世の中でした。
時計台の横の高原記念館2階で会合がありました。(奥のビルは法学部棟)
先輩方の寄付施設、田中記念館や高原記念館(ユニ・チャーム創業者)等があり感謝です。
経友会の常任幹事会です。
小生は会長を拝命しますが、幹事さんは多士済々です。
◆商経講座の講師のプログラムと人選について議論がありました。
昨年のラインナップです。
もう20年近く続く同窓会の寄付講座で、母校の卒業生で実業界でのキャリアのある方々を講師に招き、300人近い方に登壇して頂きました。
後輩学生への愛情、母校愛に燃え立つ講師(同窓生)に心より敬意を表します。
◆もう一つの議題は、旧制・大阪商科大学の伝統をつぎ、戦後、再編成された経済学部の創立70周年記念イベントについて審議しました。
寄付金は続々と集まり、イベントのテーマについて討議されました。
「人口減の社会の到来」・・・不都合な事実をしっかり見つめ、提議しようということになりました。
老齢化と働く人口減は避けられない現実、AIや色々な施策はあるが、どう考えるか?
高度成長を続ける中国は、20年間にわたる「一人っ子政策」で今や中国の出生率は1,24%で日本の1,46%を大きく下回っています。
中国ももうしばらくすると恐るべき現実が目の前に迫ってきます(>_<)
世界に忍び寄る人口減社会の恐怖、日本は幸か不幸が世界に先駆けて高齢化・人口減社会に突入します。
我々、経友会が、世界に向けて提言する重要なテーマとして、ミッションを感じました。
この土・日曜日は「大阪への恩返し」ですが、それ以上に我々自身の重要な宿題ですね。
頑張りますヽ(^。^)ノ