喜左衛門ブログ:President Blog

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2018年7月19日 (木)

母校の学生のインターゼミ発表会へ参加

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明治の初頭、五代友厚らの大阪財界人が発起人として、東京商科大学(現一橋大学)に次いで大阪に商科大学が創立されました。(1880年)
この建物は1934年に建設され、現在は大阪市立大学の本館となっています。(登録文化財)

土曜日の午後、この本館で経済学部3回生(250名)の内、ゼミ19チームが参加して発表会がありました。
私は経友会(経済学部の同窓会)の会長を拝命おりコメンターとして参加しました。
本館2階の126教室にて、4つのゼミチームのプレゼンテーションがあり興味津々で出かけました。

◆一つ目は、「新幹線開通に伴うストロー効果」というタイトルでした。

3年前に開通した北陸新幹線をケースにして、長野新幹線の15年前の先行事例を確かめながら、仮説と検証をした発表でした。
開通して、金沢の人口、労働力、事業所、観光客数の推移を追った興味深い発表でした。
小生は、「現場(金沢)に行かずに検証不足、本とグーグル情報では、真実に迫れない・・」と辛口のコメント

◆2つ目は、「AI(人工知能)と少子高齢化」

AIが奪う職業は・・・銀行、会計士などシリアスな話題でした。

ベーシックインカムに焦点を当て、生活面の行政のサポートに話が及びました。
小生のコメント・・「AI化は第4次産業革命であり、働く人と雇用職種にギャップが生まれ一時的な失業と職業移動が生まれます・・この社会的ニーズに適合するように、職業移動を促進することが大事なのではありませんか!」と、エラそうに言いました・・

◆3つ目は、「コンビニの出店」

大学周辺のセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの比較から始まりました。
10万人あたりのコンビニ店舗数にとって、都道府県別の店舗増加率、非正規雇用者比率、共働き世代、国道剣道の総延長数・・などの関わり合いと追求しました。
小生・・「コンビニは店舗予定地の通行人調査、酒販の許可(国税庁)、たばこの許認可(財務省)が決定的に重要。コンビニの出店についての実務も大事ですよ。」

◆4つ目は、「原発地域のこれから」
これは、女性チームでした。


フランス(原子力発電派、脱石炭派)とドイツ(脱原発派)との比較は面白かったですね。
レジメも女性らしくて、よかったですね。
小生・・「タイトルが原発の地域問題が、フランスとドイツの政策論争になりました。
ゼミメンバーの都合とはいえ、テーマと中身が変わるのはよくありません。
もっと、テーマの深堀り、独自のピニオン、現地調査を踏まえてください・・・」
小言爺のようなオッサンで失礼しました。

1967-71年、我々の学生時代は全共闘の大学紛争で授業も卒業式も吹っ飛びました。
でも、ゼミ(柴山ゼミ、計量経済学)は、柴山先生の自宅、青少年会館、五個荘の拙宅やら転々として、勉強をしました・・・

懐かしのセンチメンタルジャーニー

田中記念館(大先輩の寄付)は同窓会館、

高原記念館(ユニ・チャーム)など、大先輩の寄付があります。
さくら通り・・・これは黒田緑化財団の寄付です。(家内の実父の遺産の財団)

懐かしの大学の並木通り

 

後記
小生はいつまでも学校が好きで、書生っぽい青臭さが漂います。
これは死ぬまで直らない気質なのでしょう・・・
でも、学生さんと一緒にいると気持ちが若々しくなります。
まあ、いつもまでのセンチメンタルジャーニーで青春を旅していたいのでしょうね・・
オッサン通り越して、老人になりつつありますが・・・頑張りましょ!!