2018年8月30日 (木)
「10年後のビジネス」、兄弟プレゼンテーション
先週、午前7時から恒例の家族勉強会で、熱烈なプレゼン・バトルが展開されました。
テーマは、「10年後のビジネス」。制限時間10分間でパワーポイントを使用。
審査員は、工藤専務、村上部長、今村部長の3人です。
まずは3分間で「10年後の未来」を語り、あと7分間で「わがビジネスの未来」を語ります。
1番手は、塚本大二郎常務(次男)です。
IFI(ファッション人材育成機構)仕込みの勉強の成果を発表します。
10年後の日本は・・・
人口減、GNP成長、Eコマース比率、キャッシュレス化は・・・
6月に深圳(中国のハイテク都市)を見聞し、恐るべき世界の変化の中での日本の危機を訴えました。
彼は、宝石・毛皮・バッグを扱うツカキ㈱の10年後の未来を語りました。
ツカキ㈱のメーンチャネルの変化、扱い品のウエイト、次の事業の柱を熱く語りました。
2番手は、塚本喜世志専務(長男)です。
「伝統産業のきものの将来」がテーマです。
創業152年の塚喜商事㈱の暖簾(のれん)、信用を守るにはどうしたらいいか?
呉服卸問屋としての立ち位置で、京都事業部と東京事業部を展開しています。
弊社の「西陣織美術工芸あさぎ」のメーカーとして機能をいかに発揮するか?
加賀友禅を支える京都和装㈱、京友禅メーカーの㈱京朋など、多くの課題があります
3番手は、塚本由貴監査室長(タムラの常勤監査役、長男の妻)です。
彼女は、“目次”で持論を体系的に述べました。
10年後の人口ピラミッドの変化です。
タムラは、ブライダル下着(20-30歳代)と補正下着(50-60歳第)がメーンの客層なので世代別の人口ピラミッドはマーケットの変化は、リアルな未来図です。
タムラの商品構成(世代軸、補正力のハードソフト軸)について述べました。
ユニークな提案がありました。(^O^)
最終バッター、塚本喜三郎次長(京都和装㈱の執行役員、三男)は、ツカキグループの「不動産リーシング事業の未来」を述べました。
株価と不動産市況の関連性など、色々な市況の推移を述べ、ピンチとチャンスを浮き彫りにしました。
意欲があふれて風呂敷を広げすぎ、時間制限で終了となりました。
ここで投票、審査員3名が1票づつ、プレゼンテーター4名も自分以外への投票権が1票あり、合計7票の競い合いです。
結果は、同点首位で二人が優勝となりました。
塚本大二郎常務へ・・・拍手!!
塚本喜三郎次長・・・拍手!!
工藤審査委員長より講評です。
一人一人への激励のメッセ―ジでした。
続いて、村上部長、今村部長のコメントです。
プレゼンテーターからの弁です。
照れと反省で笑いが起こりました。
最後に社長よりの総評でした。
「10年後の未来に向かって、新しいとこへの挑戦、タフに頑張り、成長しよう!!」
仲良く優勝した二人、次回にリベンジを期待する塚本専務・室長の夫妻、頑張ってください!
・・・番外編・・・
20年後の未来を託す・・・孫のこうちゃんとじいじの「宅子屋」(自宅の寺子屋)
日曜日、塾帰りのこうちゃん(小4)と山科の拙宅で1時間、近江商人の話し合いをしました。
◆近江商人には、「三分法」という事業に対する姿勢がありますが、こうちゃんの三分法について尋ねました。
「僕は、“学校”と“塾”と“ボーイスカウト”かなあ」・・・「素晴らしい」とじいじは思いました。
◆近江商人は、「三方よし」という理念があります。
・「じいじの“売り手よし”はなんだろうか?」と尋ねました。
こうちゃんは「じいじの“売り手よし”は儲けることかなあ」
・「じゃパパは?」 こうちゃんは、「パパはお客さんを大喜びさすこと、でもやっぱり儲けることかな」こうちゃんは、読みが深いなあ・・・(苦笑)
・「じゃ、こうちゃんの世間よしはなに?」、
「ボーイスカウトで募金をして、お掃除をして・・」、じいじはこうちゃんはエライと思いました。
◆近江商人は、人間が変質する原因は「病気、歳をとる、金が溜る」と考えました。
・こうちゃんに尋ねました。「こうちゃんは、これってどう考える?」
こうちゃん、「秀吉はえらくなって、朝鮮出兵をして、えこひいきして、悪くなった」
“木下藤吉郎”は好きなこうちゃんですが、なかなか手厳しい・・・
“じいじの宅子屋”は、じいじにとって、至福のときでした(^O^)