2018年10月18日 (木)
世界文化遺産、西本願寺の見学会に参加しました。
鎌倉時代、親鸞聖人(1173‐1263年)は浄土真宗を興し、戦国時代には一向一揆をおこし織田信長に対抗しました。江戸時代になり、徳川家康によって本願寺(現・西本願寺)は東本願寺に分割されました。(実は、拙宅は東本願寺の門徒です)
西本願寺は桃山時代の庭園、襖絵などが沢山あり、世界に誇る文化遺産です。
先週の土曜日、母校の教育後援会主催の世界遺産・西本願寺の保護者見学会へ参加しました。
同・後援会の金児会長(元・市大学長、小生は副会長)のお世話で西本願寺の拝観です。
国宝。御影堂(みえいどう)です。
この中で仏教の法話があり、保護者会のメンバー等80名ほどと一緒に聞き入りました。
巨大な天水鉢(大屋根の雨水を受ける石の水槽)は4つの天の邪鬼(あまのじゃく)が支えています。
国宝・唐門です。別称、日暮門といいます。
日暮眺めても飽きないのでこの別称が生まれました。
この奥の国宝・白書院と黒書院を見学しました。
重厚な桃山時代の絵画や調度品があり、豪華絢爛でした。(撮影禁止)
さらに国宝の飛雲閣、能舞台など、多くの文化財が沢山あります。
本願寺さんのお坊さんに、実に懇切丁寧にご案内・解説をして頂き、保護者一同、大きな拍手で感謝の意を捧げました。
西本願寺さんは非公開の国宝だらけで、金児会長の格別のご高配に皆、堪能しました。
安穏殿にて豪華なお弁当を頂き、続いて金児会長の講演会です。
金児先生は元・母校の文学部の教授で学長をされ、退官後は相愛大学の学長さんです。
ご実家は泉州のお寺(浄土真宗本願寺派)で僧籍があり、本願寺さんでは法衣を着ておられます。
大谷大学(重要文化財)と学舎
本願寺の先々代の法主の大谷光瑞師の企画展が開催されていました。
大谷光瑞師(1876-1948年)は、宗教家、探検家、教育家、政治家・・など多彩な才能があり、行動家で桁外れの人物でした。
今まで、師の残した大きな功績がありながら、巨額な借財、波紋が多く今まであまり語られなかったが、再評価の企画展で小生にとっても、インパクトの大きな企画展でした。
龍谷ミュージアムでは、水木しげる展がありました。
ツカキ・スクエア九段下(東京)に「しょうけい館」(厚労省の「後世に戦争の苦しみを伝える史料館」、もともとは第2次大戦の傷痍軍人のためにの施設でした)があり弊社も応援をしています。
この施設の為に水木しげる先生(ご自身も戦争で腕を無くされました)に、色々な絵の協力をして頂きました。
非常に充実した1日となりました。
金児先生、役員さん、誠にありがとうございました。
後記
今週の夕刻、母校を訪ね、超音波スキャナー5台を、荒川学長(左)に寄贈しました。
これは画期的な新製品で医学生の教材として最適で、手のひらサイズのスキャナーをスマホに接続すると、スマホに内臓が写るという仕掛けです。
まるで聴診器をあてるように、手軽にハンディに往診でも超音波の画像診断ができます。
医学部の先生方と記念撮影です。
母校の研究と教育の発展を祈ります。