2018年12月12日 (水)
繊維から異分野へ飛翔したグンゼを見学
先週、京都府綾部市にあるグンゼの本社を見学しました。(主催;京都商工会議所)
京都市内からバスで北へ向かい1時間半、綾部市に到着です。
綾部は昔、養蚕(カイコを飼い絹を収穫する)が盛んで蚕都と言われました。
クラシックなグンゼの旧本社(大正6年築)
グンゼの蚕の倉庫群と創業者・波多野鶴吉(1858-1918)社長
グンゼは創業122年、絹の製糸業からはじまりました。
綾部一帯は蚕から繭(まゆ)を作り栄え、明治~大正時代は、生糸(絹)は日本の代表的な輸出品でした。
私の若い時、グンゼの絹バラの絹織物は最上級品として有名でした。
グンゼ記念館での講義、鈴木顧問の話は素晴らしかった!!
創業者・波多野鶴吉夫妻
彼は敬虔なカトリック信者で、グンゼの社風にクリスチャンとしての気風を感じます。
グンゼの実力は・・
売上高は、繊維740億円、非繊維508億円、不動産リーシング161億円
営業利益は繊維26億円、非繊維で53億円、不動産リーシング13億円です。
その中身は・・
グンゼ資料館を見学して
京都府綾部郡出身で、綾部の「郡の是」で郡是(グンゼ)となりました。
旧本社
波多野鶴吉さんの銅像
グンゼはスットッキングを入れるナイロン袋などを自社製造し、その技術からペットボトルの表面フィルム(伊右衛門など)の製造では全国ナンバー1を誇っています。
グンゼの持つ技術を延伸して色々な事業展開をしました。
衣料から医療へ
躍進するメディカル事業
グンゼスクエアを見学しました。
向かって右が今昔蔵、奥が創業蔵、現代蔵、未来蔵と続きます。
グンゼの変遷がよく判り、産業史としても、老舗のベンチャースピリットとしても大変、共感し勉強になりました。
帰りに綾部の特産品をお土産に買って帰りました。
グンゼさん、ありがとうございました。
来年1月に全社役員会の研修ツアーは、「綾部のグンゼ見学、丹後の新織機の勉強会」をプランしています。
皆の力を集めて頑張るぞぉヽ(^。^)ノ