2019年3月28日 (木)
ニューヨーク探訪、いよいよ白熱!!、(その2)
NYの2日目、ホテル近くの「サックス・フィフス・アベニュー」に行きました。
高級百貨店で特にファッションラインに優れ、日本の百貨店のモデル店舗となっています。
勿論、デパ地下の食品フロアなどはありません。
五番街に面するショーウィンドウです。
売り場は、非常にアバンギャルドです。
アマゾンやアウトレットなどに押されて苦戦しましたが、売り場が生き返っていますね。
金融機関を回りました。
パークアベニューはアメリカの銀行のエスタブリッシュメント(権威)が集中しています。
アメリカと中国の貿易戦争のダメージの比較表
まず産業機械、半導体、食品と関税の範囲が拡大していく・・・
エリザベスウォーレン上院議員が「アマゾン、グーグル、フェイスブックが競争他社を排除し、
イノベーションを妨げている」と主張。欧州、アメリカでかような主張が高まっています。
某大手証券会社の会長様と副社長様とご一緒に
充実したランチミーティングでした。これ野菜の盛り合わせです(^^♪
夜はミュージカル「ハミルトン」を見に行きました。
アメリカ独立戦争のとき、J.ワシントン、右腕のハミルトン、ジェファーソンなどの
人間葛藤を描く作品で、オバマやクリントンなどが大挙、鑑賞した話題作。
貴族出身で奴隷を沢山抱える大牧場主のJ.ワシントン、一方、移民の子で出自の卑しいハミルトン、
迫害と奮闘の中で出世し、ハミルトンは副大統領のバーとの決闘で死んでいくという物語。
建国の神話、「自由と博愛」にみちた理想と、差別と偏見に満ちた当時の現実を赤裸々に描く・・・
トランプ大統領の「分断を人種差別」を鋭く批判
幕が降りて興奮が冷めないリチャード・ロジャース劇場
このミュージカル、ともかく大人気なんです。
この日のチケットは一人400ドル(4万円)、この席でもアルプススタンドの最上階、
いいお席は30万円(@_@)・・・だれがそんな大金を払うの???
今回のNYの旅の出費のハイライトでした(^_-)-☆
あらすじは覚えていきましたが、ヒップホップ調のリズムの早い歌(セリフ)のやり取りで英語が判らず苦しみました。
でもダンスと歌が上手いので時差ボケの居眠りは不思議としませんでした(^^♪
夜のロックフェラーセンターです。
NYでの不動産屋仲間からのドナルドトランプ(彼も不動産屋)の悪評はボロカスですね。
トランプは、「金を払わない」「嘘つき」「恩知らず」。・・・
トランプからどんなひどい目にあったかを口々に言いますね。
エライ男が大統領になったもんだ・・・
再び、金融機関を訪問です。
NYダウの株価は結局、大幅値上り
アメリカの時間当たりの賃金も上がっていきます・・
アメリカの中国への輸出と輸入の増減のグラフです。
アメリカの強い立場が際立ちますね。
アメリカの立ち位置での世界経済論は非常に面白かった・・・
グランドステーションの風景
ここでお土産のチョコレートを購入しました。
帰りの飛行機でのDVDは印象的でした。
「ボヘミアン・ラブソティ」
世界的人気のロックバンド「クィーン」のフレディ・マーキュリーの話
パキスタン系の主人公が差別で苦しみながら、才能の中で成功し、そして挫折、
ゲイ、エイズとの闘いの中で掛けぬく短い人生を描く。
飛行機の中でしか見ないだろうなあ・・・でも感動したぁ・・・
「グリーンブック」
1960年頃、人種差別が厳しいアメリカで、孤高の天才黒人ピアニストが南部を招待演奏へ出発、
この巡業のために雇われたお抱え運転手がイタリア系の乱暴な中年のオッサン。
対立ばかりのスタートから仲良くなり、一生の友達となる奇妙な物語
ひどい差別、偏見に満ち溢れた現実、傷つきながら孤高の信念を貫くピアニスト、
それをあざ笑いながら唯一の味方になっていていく中年のイタリア系オッサン。
実にシリアスで滑稽なドラマでした。
ということで無事に帰国しました。
NYの5日間は人間のどうしようもない厄介さ(差別、偏見)、
しかし人間の崇高な愛の深さ、現実かミュージカルか映画か・・・
どれもモウロウとして私の身体に残りました。
ありがとうアメリカ、アイラブNY(^^♪