2019年7月8日 (月)
山折哲雄先生の「話の玉手箱」
昨日の日曜日、山折(やまおり)先生の講演を聞きに仁風庵に行きました。
ここは京都市中京区の中立売通り西洞院の角にある仁風庵です。
場所は、京都御所の西側の閑静な最高級住宅地で、ブライトンホテルのすぐ近くです。
この立派な建物は登録文化財、所有者は山本さんで登文会の熱心なメンバーさんです。
山本さんは、山本仁商店(享保年間創業)の社長さんです。
会社は室町通り蛸薬師の鯉山町にあり、京朋と同じ町内です。
手入れの行き届いた庭があり、2階には立派な床の間がありました。
徳力さんの祇園祭の版画があり、夏の風情がいいですね(^_-)-☆
いよいよ山折哲雄先生の講演会です。
広い二間続きのお座敷には、80名ほどの京の町衆で埋まっていました。
山折先生は京都大学の先生で、宗教哲学者であり87歳ながら日本人らしい知性と良心に
あふれ尊敬する先生です。
司馬遼太郎の「日本の思想はいつも外からやってくる」から話題がはじまりました。
小生は質問して、「古代ローマだってギリシャやエジプトの古代文明に憧憬の念を持ち、ローマは元々の多神教の国で、ギリシャ神話と芸術を受け入れ、やがてカトリックを受け入れたではないですか・・・ローマも日本と同じで絶えず外から思想がやってきていますね」
山折先生、「バチカンのシスティーナ礼拝堂の天地創造(ミケランジェロ)は、色々な神が描かれています。一神教のカトリックの本山ですよ!!」と言われました。
頭脳は明晰、言語明快、人の心を打つ納得する話をなさる山折先生でした。
先生の背景の屏風は祇園祭が描かれています。
珠玉の時は流れ、至福の講座でありました。
祇園祭のハンカチ(山本仁商店謹製)を頂戴しました(^O^)
祇園祭の祇園の山鉾・・・
すぐ近くの御所の門です。
御所の近くの「とらや」さんへ行きました。
家内は冷やしぜんざい
小生は宇治金時
さすがに「とらや」さん、あんこも抹茶も一流でした(^^♪
ベスは11歳(人間年齢77歳、ラブラドール・レトリバー犬、♀)となりました。
暑くてうだっております。
日陰では元気なんです(^O^)
私より若かったが、私を追い越して急に老犬になってきました。
ベス、元気でいていね!(^^)!