2019年11月15日 (金)
焼き物の町、常滑(とこなめ)はいい街でした。
先週、登録文化財の全国の正副理事長会議があり、愛知県の知多半島にある常滑に行ってきました。
名鉄急行で次の駅は中部国際空港ですから、伊勢湾に面した素敵な街でした。
今日は役員6名で見学会と会議です。
伊奈長三郎さん(イナックス)の昔からの窯業の工場です・・・
レンガを積んだ煙突が登録文化財です。
現状は、リクシルの博物館になっています。(イナックスはリクシルに統合されました)
INAXライブミュージアムで後藤さんの懇切なお話をお伺いしました。
「リビング・カルチャー」新しい言葉です。
なるほど、いい概念(言葉)を創出したんだ(^_^)/
6つのゾーン(窯、タイル博物館、建築陶器、どろんこ体験、陶楽工房、ものづくり工房)
からなる大きなライブミュージアムです。
後藤さんの情熱的な話です。
ライブ・ミュージアムは産業博物館で、
リクシルの「広報、社会貢献、文化活動」を担う施設ですねヽ(^o^)丿
すごい!!
大きな土管です。
窯(かま)の概要です。
ホンマものの窯を使って、プロジェクションマッピングでリアルに窯の火を再現
土をこねる昔からの機械
巨大な窯の上層部
耐火煉瓦でできています。
便器のミニチュア・・・可愛いね(^_^)
博物館の入り口
光る泥んこ玉
博物館の見学
昔の芸術的な工芸便器
トンネル型の窯
トロッコに乗った土器が焼き上がっていきます。
博物館の会議室で登録文化財・全国所有者の会の正副理事長会議が行われました。
大阪での「登文会フェスタ」の打ち合わせです。
会議の後、レストランで懇親会をしました。
さすがは常滑のレストラン、窯の中だ(@_@;)
まずは、乾杯!!
左から、寺西理事長(大阪会長)、青山事務局長
小栗真也さん(事務局担当、名大院生)、塚本副理事長(京都会長)、小栗副理事長(愛知会長)
夜は更けていきます・・・
楽しい有益な見学会と会議、交流懇親会でした。
後記
愛知には企業系の産業博物館が沢山あります。
このリクシルの窯業、半田市のミツカン(醸造業)、盛田博物館(味噌)、トヨタ自動車博物館などなど、
伝統産業に根ざした博物館で、生きいきした美術館です。
弊社の「西陣織あさぎ美術館」も、西陣織の地場産業に根ざした弊社のオリジナル品を展示しています。
登録文化財である弊社の「SACRAビル」も、商業ビルとして生きたアンティークビルとして
個性的なテナントさんに活用して頂いています。
文化を守る使命を担っているものは、建物の保存は勿論のこと、いかに生き生きとしたいい状態で
文化を継承するかが重要なことだと思います。