2020年6月5日 (金)
元気なツカキの別家会
いつも朔日(ついたち)に、恒例の別家会(ツカキのOB会)が開催されます。
6月1日は、トウ先生(立命館大学の経営学部)がご来訪されました。
会場はいつもの別家室は密になるので、風通しのよいツカキ・スクエア京都の8階会議室で開催されました。
トウ先生は、中国・青島生まれで、10年以上、懇意にさせて頂いています。
トウ先生は、経営学のかたわら近江商人の「三方よし」を研究され、ツカキについて本の記述をされています。
別家最長老の多屋貞治さん(86歳)は大変にお元気で別家会には皆出席です。
トウ先生から多屋さんの人生についての質問がありました。
多屋さんは、田辺(和歌山)で生まれ昭和28年入社以来の思い出話を熱く語り始めました。
60年前、八王子支店(東京)の開店支店長として頑張り、会長(先代の喜左衛門)から叱咤激励された思い出、社宅での苦労話など尽きぬ話でした。
武中清嗣さん(83歳)は近江八幡市生まれで関東の足利、伊勢崎の織物産地を担当し、絹の白生地の売買に命を張りました。
昭和48年オイルショックに遭遇し、絹相場が乱高下し見事に売り抜けた話など、理路整然とした話しぶりは年齢を感じさせずにさすがでした。
土井常楠さんと安井猛さん、和やかなひとときです。
工藤参与も出席です。
進行役の小生
いよいよトウ先生との話です。
まず土井常楠さん(74歳)は、御坊市(和歌山)の出身で実用呉服を一筋に頑張りました。
高度成長期の父(先代)との熱い思い出が沢山出てきました。
そして工藤吉訓さん(65歳)の話です。
北海道生まれで、立命館大学からツカキに入社しました。
永年の毛皮のMDを担当し香港の出張などの激務をこなし、ツカキ㈱の発展に尽くし5年前から専務となりツカキグループの発展に尽くしました。
昨年から参与となり、後輩の指導に当たっています。
安井猛君(62歳)は近江商人の本流、滋賀県立日野高校の出身です。
八王子支店のあと、福岡支店の支店長を経験した叩き上げの日野商人です。
苦労人で今も多くの得意先から慕われています。
先代から直接薫陶を受け、トウ先生に尽きぬ話をしました。
今村弘和部長(46歳)、バリバリの現役、若手のホープであります。
京都出身で塚喜商事㈱の取締役で京都事業部の統括部長を務めます。
別家の年齢ではありませんが、これからのツカキを背負う人材で熱く未来を語りました。
トウ先生との話は、皆の人生価値を確かめる貴重なひとときとなりました。
トウ先生、ありがとうございました。