2020年6月8日 (月)
新緑の光明寺さん、隠れた大本山
6月の休日、久しぶりに長岡京市(京都府)を訪れました。
ご当地の名所は有名な長岡天満宮さん、村田製作所の本社、そして、浄土宗の発祥の地というべき西山光明寺さんがあります。
さっそく「浄土門根元地。総本山・光明寺」の石碑が登場しました。
ここは、法然上人が1175年に初めて「念仏」の教えを説いた地です。
法然上人の銅像です。
浄土宗というと「東山の知恩院さん」が通り相場ですが、ここは西の果ての西山にあります。
開基は、熊谷次郎直実です。
えっ、平家物語の武将がなんで??
源義経が大活躍した「一ノ谷の戦い」のとき、敗走する平家の公達「平敦盛」
追いかける源氏の剛の武士、「熊谷次郎直実」(なおざね)
二人は一騎打ちとなり、熊谷次郎直実が勝ち、敦盛の兜をとると息子の同じ年齢の若武者、不憫になり見逃そうとすると味方の源氏勢が殺到してきて、仕方なく討ち取ります。
熊谷直実は無常を感じ出家をして蓮生(れんせい)法師となり、後年、法然を慕って浄土宗へ出家します。
そして1198年、熊谷直実は法然ゆかりの地に「念仏三昧院」を建立し、後の光明寺となります。
9年後に熊谷で予告往生した蓮生(直実)の遺骨は遺言通りにこの寺に安置されます。
光明寺の17棟が市指定文化財にとなっています。
御影堂です。
立派なモミの木と阿弥陀堂です。(本尊は重要文化財です。)
庫裏
緑のトンネルです。ここは紅葉の頃、素晴らしいところです。
左から、喜世志、由貴と喜子、家内
長岡京市と大山崎町は隣接しており息子夫婦はここに住んでいます。
大山崎の生々居の庭にて・・・
あじさい
大山崎山荘の庭園のハス池
つつじが咲き誇っています。
初夏らしい美しい自然でした。
近所の天智天皇陵を散策しました。
拙宅の町内は、「御陵(みささぎ)大津畑町」いい、この天智天皇陵の近くなのです。
天智御陵の参道と入口
天智天皇陵
天智天皇(626-672年)は皇太子の頃、中大兄皇子(なかのおおえ)といい大化の改新で蘇我入鹿を殺し、様々な改革をしました。
百済が負け、白村江の戦いに出兵したり、遣唐使を派遣し、大津京へ遷都したり活発な天皇でありました。
二礼二拍一礼・・・感謝の念をささげました。