2020年7月15日 (水)
ツカキの不動産の運営は?
ツカキグループは、近畿(京都・大阪・滋賀)、東京、仙台、福岡、NYにビルが点在します。
不動産リーシング事業は、「営業」(テナントさんとの交渉)と「修理」が一仕事です。
東京は、中央区の浜町地区と馬喰町地区が重点地区です。
ここは江戸通りに面する馬喰町交差点のあたりにあります。
「ツカキスクエア馬喰町」(通称、ツカキ東京ビル)は。大修理です。建築は鴻池組で改修工事も鴻池の中島大輔さんにお願いしました。
ビルの1-3階は、食品スーパーのマルマンさんです。マルマンさんは都心のスーパーですが、商売熱心でいつも繁盛しておられます。
4-9階は、オフィスとしてテナントさんに使って頂いています。
足場の鉄階段で1階から屋上に登りました。
実は、東京駅から総武線に乗って馬喰町駅(地下5階の駅)まできて、地下5階から地上へ駆け上がり、そこから東京ビルの1階から地上10階分まで登ったら、膝がわらってヘロヘロになりました。
やっと屋上、ああ、しんど(>_<)
見栄体裁もあり、年寄扱いは大嫌いで、汗だくになりながら平静を装っていましたがバレバレでした。
いい歳して、ビルの足場に登るのか?
勿論、全てのビルの購入は地階の機械室、トイレ、屋上までキチンと自分で点検します。
土地は靴が泥だらけになっても、土地の周囲(境界線)はすべて歩いて検分します。
ビルの新築、改修は足場をよじ登り、ビル、各室はすべて見て回ります。
北海道から九州、そしてアメリカまで、この流儀で通しています。
それが、大家・地主の責任です(^^)/
ほんとは貧乏性なだけでしょうが・・・”(-“”-)”
屋上の笠木です。きちんと補修しておかないと雨漏れの原因になります。
足場はアンカーでビルにしっかり固定されています。
換気フードは、旧来型ですので、下からの風雨で水が張りやすい構造です。
新型の換気フード(通称;象さんの鼻)へ交換しました。
外壁に0.3ミリ以上のひびがあるときは、ひびをU字カットにして、その部分にシーリング材を注入します。
外壁の仕上がりをチェックします。
空調機の室外機の点検と補修です。
足場が組み上がっています。
「ツカキスクエア馬喰町」のお隣ビルを購入して簡易宿泊所に貸してしますが、只今は開店休業です。
このビルの地下には、JR「馬喰町駅」、地下鉄・銀座線「東日本橋駅」、地下鉄新宿線「馬喰・横山町駅」の3駅がつながっている交通の要衝です。
ここは当社の重点地区で、十数年かけて隣地を購入したりて不動産を拡充しています。
後記
■弊社のポリシーは、不動産事業は、何代かかけて増やしていくことです。
場所は一流とはいかなくても、「一流半」でいいから駅近くでそこそこの面積へ拡充します。
■現在の京都本社地(四条烏丸、ツカキスクエア京都)は、慶応3年に創業した曽祖父が、明治28年に土地を購入して本店としました。
祖父は、昭和初期に本店の裏の小学校用地を買い取って土地を広げました。
父は、昭和47年に現在のビルを建て、小生は何回かリノベーションを実施しました。
■土地は不景気なときに買うのが弊社の流儀です。
「日本の失われた20年」(十数年前)や、リーマンショック、東日本大震災後など、社会貢献を意識(ええカッコしいですが大事なスタンスです)しながら不動産投資をしました。
父の代で十数棟あったビルは、現在、六十棟位になってきました。
ビルは古くなり、立地条件は変化します。
ビルはマメに改修し、立地条件が悪化しそうなビルは売却します。
不動産は買うことも大事ですが、売ることも大事で、売買の感覚が磨かれます。
かくして、毎年、何棟か増やすことが私のミッションです。
また、色々と教えてください。
よろしくお願い申し上げます<(__)>