2020年9月16日 (水)
伝統文化を愛して・・・友禅と文化財ビル・・・
今日はNPO仲間と一緒に、GOTOキャンペーンで「鳴滝クリエイティブセンター」の見学会をしました。
龍安寺、仁和寺から車で5分、鳴滝にある友禅工場(㈱京朋が運営)へ行きました。
古いアンティークな大きな工房です。
この工場に4つの友禅アトリエが入っています。
ここは、薗部染工(京朋の直営部門)です。
麻の白生地を広げて、染の準備をしています。
大きな水槽に水を張って、墨流し染めの初期工程をしています。
顔料の垂らしこみが終わると巨大な櫛(くし)で模様を作っていきます。
ここで、竹ひごで伸子(しんし)張りをした生地を水面に張ります。
水面の顔料を麻の生地が一瞬で吸い取ります。
見事な技です。
2階の友禅スタディフロアに移動です。
墨流しの色々な製品です。
オニツカタイガーのスニーカー(アシックス)
SKⅡに使われた墨流し染め
がま口にも挑戦しました。
市川由紀乃さんも応援してもらっています。
NPO仲間とは、見学会のあと、夜の反省会を京料理屋で行いました!(^^)!
京都の三条通りの「SACRAビル」の内装・外装の復元工事が終了しました。
大正5年(1916年)に建てられた「石張り木骨煉瓦造、地上3階、地下1階の建造物」で、今から23年前に登録文化財に登録されました。
元々、不動貯金銀行京都支店でした。
エントランスの天井の部分です。
今回は、1階の玄関から東側の大正時代の室内が、戦後の改修工事で新たに天井を張ったり色々な造作に手が加えられていたので、すべて昔の姿に戻しました。
元々、銀行なので、窓が小さく、外から何屋さんか判らないので黒い小さなテントをつけ、シックに装飾をしました。
三条通りの文化財愛好家、景観保存の会、テナントさんから、講評でほっとしました。
登録文化財、は建造物の歴史性に敬意をもって当たりたいものです。
後記
伝統産業、工芸、文化財、すべて歴史の中ではぐくまれた優れた日本の文化です。
皆の力とご協力で、大切に保存、育成をしていきたいものです。
なにとぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。