2020年10月14日 (水)
蝦夷地を開拓した近江商人の足跡を訪ねて(その1、小樽)
NPO三方よし研究所のメンバー17名は10月10日(土)、北海道研修ツアーに出発しました。
今回は、北前船(江戸時代)に乗って近江商人が活躍した蝦夷地へいざ行かん!(^^)!
台風とコロナで伊丹空港―新千歳空港の飛行機の便は大半が欠航・・・
JALの便はほぼ満席
かくして無事にフライトしました。
飛行機の中でみっちり勉強しました。
岩根専務理事から「到着までに勉強してください!!」・・と資料配布”(-“”-)”
近江商人の歴史の中で、北海道の「松前町、上ノ国町、江差町」の各町と、滋賀県の「近江八幡市、安土町、能登川町(旧市町)」と姉妹都市となり縁組を結んでいるのです。
地図を見ると、北海道の最南端にこの3つの町は登場しています。
飛行機の臨席の田附さんから、昔の江差(北海道)の住民からみた「近江商人像」の資料を頂きました。
これは江差の古地図です。
飛行機の中の勉強で、我々の「近江商人の自画像」と、「蝦夷地の人から見た近江商人像」の違いが見えてきました。
つまり勤勉に経済合理性で動く近江商人を、地元の人(和人)は「旅の商人」(商いに来て、市況が悪くなると去っていく)と見ていたようです。
手ごわい観察眼です・・・
新千歳空港から小樽へバスで向かいました。
待望の昼飯です。
巨大な鰊(にしん)の丸焼き、
ホタテをいっぱい焼いています。
いつもの昼飯の4倍食べて腹いっぱいです!!
海はとてもきれいでした。
小樽総合博物館です。
ここは昔の鉄道の操車場で蒸気機関車がいっぱいあります(^_-)-☆
義経号、弁慶号、これは「しづか号」です。
いや汽車の見物に来たのではありません。
いよいよ博物館の菅原先生(小樽商大)の講義が始まります。
近江商人が学校建設、消防組、ニシン漁、交易などを具体的な目からウロコの講義でした。
小樽市内の塚本商店(現ツカモトコーポレーション/黒い建物/指定文化財)の小樽支店(現在は後藤商店)
明治29年に小樽支店を開設、この建物は大正6年に建築
北一硝子の巨大な商業施設です。
オタルナイ運上屋敷跡
忍路(おしょろ)の入江の夕日は美しかった・・・
小樽の夜の懇親会
岩根さんの乾杯の音頭♬
ソーシャルディタンス、シールド、小樽のコロナ感染防止は非常に厳重です。
菅原先生と田附さん
左から、塚本理事長(小生)、中澤副理事長、菅原先生、田中恵里子委員長
北野加代子副理事長
田附さんの先祖は北海道の開拓に大きく貢献されました。
中締めの挨拶は田中弁護士
記念撮影です!
家内に握られている小生
我が家の力関係がよく出ています(‘;’)
小樽運河を、夜の散策です。
赤レンガ倉庫のパブ
日本銀行の旧・小樽支店
ロマンチックな小樽の夜です・・・
後記
明日は、ウポポイ(アイヌとの共生の空間)と江差見学です。
いよいよ佳境に入ります。