喜左衛門ブログ:President Blog

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2021年5月6日 (木)

気になる世界を動かす巨大企業

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5月のゴールデンウィークは暇なもので、キザエモンの独自調査をしました(^^♪
世界をリードする企業や成長する産業は?
色々と気になることを興味本位で調べました。

◆世界ランキングでは・・・

1位、アップル       248兆円(株式時価総額)
2位、サウジ・アラムコ   220兆円
3位、マイクロソフト    208兆円
4位、アマゾン.ドット.コム  183兆円
5位、アルファベット(グーグル) 163兆円
6位、フェイスブッグ    96兆円

ずらりアメリカ勢で、いわゆるGAFAとマイクロソフトですね(^_-)-☆
サウジ・アラムコはサウジアラビア政府が主要株主(98.5%)で売上(石油)40兆円、純利益12兆円、大ボスは権力者のムハンマド・ビン・サルマン皇太子です。
GNP世界ランキングは、1位アメリカは2160兆円、2位中国は1600兆円、3位日本550兆円、4位ドイツ410兆円です。
いかにGAFAが国家をしのぐ大勢力かを思い知り、また、国別では中国が現在の成長性を維持すると2028年に世界1位のGNP大国になりますね。

 

◆気になる日本企業の世界ランキングは・・・・

41位、トヨタ自動車    27兆円(株式時価総額)
62位、ソフトバンク    21兆円
90位、ソニー      15兆円
(以上が世界100位以内)

日本はたった3社、しかもGAFAと比べて一桁小さな存在です。
では、国別の株式の時価総額ランキングは、1位アメリカは3287兆円、2位中国は920兆円、3位日本は670兆円、ちなみに12位の韓国は235兆円、14位の台湾は158兆円、
そして、世界全体での時価総額は11480兆円ですから、アメリカで29%、中国8%、日本6%のシェアとなり、GNPの勢力図とは大きく異なります。
それにしても日本は、世界的にみると中堅大企業ばかりでオールドエコノミー企業が多いから時価総額では劣位に立ちますね。

 

◆中国・台湾・韓国企業の世界ランキングはいかがでしょうか?

7位、テンセント     81兆円(株式時価総額)
9位、アリババ      70兆円
11位、台湾積体電路製造(TSMC) 59兆円
12位、サムソン電子    54兆円
16位、貴州茅台酒     42兆円
30位、中国工商銀行    31兆円
(世界30位以内)

世界ではアメリカのGAFAに続き、中国のテンセント(ウイチャット)、アリババがすごい。
東アジアでは、中台韓の後塵を拝してようやくトヨタ自動車が41位ですね。
しかしTSMCは台湾の株式時価総額の37%を占め、サムソン電子は韓国の25%です。
米・中・日では、アップルが7.5%,テンセントは8.8%,トヨタは4.0%です。
韓国はサムソンが風邪をひけば肺炎になり、台湾はTSMCがくしゃみすれば吹っ飛びます。
やはり時価総額のランキングの主役は、ITと半導体ですね。

 

◆ヨーロッパの巨人は・・・・
20位、LVモエヘネシー(フランス)  39兆円(株式時価総額)
26位、ネスレ(スイス)   36兆円
30位、ロシュ(スイス)   32兆円
32位、ASML(オランダ)   28兆円
43位、ロレアル(フランス) 25兆円
(世界50位以内)

さすが、欧州でスーパーブランドが上位を占めています。
製薬会社の世界ランキングは、ファイザー(米)、ロシュ(スイス)、ノバルティス(スイス)です。
半導体製造装置の世界ベスト4は、アプライド・マテリアル(米)、ASML(オランダ)、東京エレクトロン(日)、ラムリサーチ(米)がダントツですね。

 

◆中国の2大巨人、アリババとテンセントの株価乱調の原因は・・・デジタル人民元
ドル建ての送金を一手に担う国際銀行間通信協会(SWIFT)を通じて、アメリカは世界のカネの動きを把握しています。中国の銀行もSWIFTから外されると国際貿易は成り立ちません。
これに対して、中国は「一帯一路」による経済圏の拡大と、アメリカ支配のSWIFT以外の通貨(人民元)決済を行うことが至上命題です。この二つが叶うのが独自な「デジタル人民元」です。
現在の中国は、支払いアプリであるアリペイ(アリババ)とウイチャットペイ(テンセント)は、中国の生活ベースの支払いの9割を握っています。
二つの支払いアプリは中国の個人データを握っており、中国政府はこの2社を抑え込み、個人情報を一手に掌握し、同時にデジタル人民元を一挙に普及さすと事を狙っています。

 

◆世界の金持ちベスト5は・・・
1位、ジェフ・ベゾス(アマゾン、57歳)    19.2兆円(個人資産額)
2位、イーロン・マスク(テスラ、49歳)    16.4兆円
3位、ベルナール・アルノー(LVMH、72歳)  16.3兆円
4位、ビル・ゲイツ(マイクロソフト、65歳)  13.5兆円
5位、マーク・ザッカ―バーグ(フェイスブック、36歳)10.5兆円

アルノー(ルイヴィトン)以外はすべてアメリカ人のIT企業の有名人。しかし、ジェフ・ベゾスはマッケンジー夫人と離婚し、ビル・ゲイツもメリンダ夫人と「共に成長ができなくなった」として離婚(先週)、お金持ちはストレスが多くて大変ですね”(-“”-)”

◆日本の金持ちと中国の金持ちランキング
・日本の1兆円以上の資産のリッチマン(カッコ内は出身地)
1位、孫正義(ソフトバンク、佐賀63歳) 4.8兆円(個人資産額)
2位、柳井正(ユニクロ、山口71歳)   4.6兆円
3位、滝崎武光(キーエンス、兵庫75歳) 2.8兆円
4位、佐治信忠(サントリー、大阪75歳) 1.1兆円
5位、永守重信(日本電産、京都76歳)  1兆円
出身地は皆、西日本ばっかりですね(^_-)-☆

・中国の5兆円以上の資産のリッチマン
1位、鐘(農夫山泉、浙江省64歳)    7.5兆円(個人資産額)
2位、P.馬(テンセント、海南省49歳)  7.2兆円
3位、黄 (ピンドゥドゥ、浙江省49歳) 6兆円
4位、J.馬(アリババ、浙江省56歳)   5.3兆円
浙江省の出身者が多く、寧波(ニンポー)や杭州(ハンチョウ)は華僑の発祥の地です。
3年前、小生はNPO三方よし研究所のメンバー7人と共に、「近江商人と華僑の交流」で浙江省へ行きました。 寧波の王陽明の生誕の家を訪問しましたが、王陽明は知行一致で知られる陽明学の祖であり、その崇拝者である習近平や稲盛和夫氏らの写真がありました。

 

後記
5月のゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?
コロナ不況と、政府のジャブジャブカネの注入による資産バブル、ITの爆発的進展で、「小生の経済常識」が急に古びております。
小生の情報源もひたすらネットに偏り、興味本位かつその限りの話題に陥っています。
連休で、自律的に勉強をしようと思いました。つけ焼き刃で大したことはありませんが・・・・